【宮城県石巻市】復興住宅にも途切れない温かな「つながりを」届ける 2021.12.24クリスマス・ギビング・キャンペーン, 生活困窮支援, 日本での活動, 東日本大震災 クリスマス・ギビングの「つながり」の輪が、東北にも広がっています。 この日スタッフが足を運んだのは、石巻市さくら町。 震災当時、仮設住宅のサロンに参加されていた住民Tさん(60代)のお宅を訪問しました。 Tさんは東日本大震災の津波で、ご両親と、当時営んでいた店を一度に失いました。 仮設住宅が解消されるのを機に、数年前復興住宅へ移り住みましたが、身内はおらず、震災以降ずっとひとりで生活しています。 「どうもお久しぶりです、お元気でしたか?」 私たちの顔を見るなり、Tさんのお顔がパッと明るくなりました。 「なんだって久しぶりだなあ」 驚きとともに、大切そうにプレゼントを受け取ってくれました。 それから近頃の体調のこと、最近凝り始めた趣味などについて、 スタッフにたくさんお話を聞かせてくれました。 津波で家を失い、家族を失い、仕事も失い、本当に絶望のふちに立たれたTさん。 避難所から仮設住宅に移り、そして復興住宅に移り… 周りの人間関係が新たに作っては切れ、作っては切れということが続く中で生活してこられました。 多くの喪失を経験された10年は、どれほど過酷なものだったでしょうか。 最後まで笑顔でお話を聴かせてくれたTさんの、 「俺のこと、覚えててくれてありがとう」の言葉が、深く心に刺さりました。 このクリスマス・ギビングキャンペーンは、単に物をお届けして終わりではなく、お一人おひとりと言葉を交わし、寂しさや心細さに寄り添っていくことを目的にしています。 皆様のお祈りとご支援に支えられ、寂しい思いをされている各被災地の方々のところへ、確実に希望が届けられています。 たくさんのご協力をどうもありがとうございます。 ☆☆☆ 明日はいよいよクリスマス。 「あなたのことを忘れていないよ」という気持ちが、一人でも多くの方に届きますように、最後まで応援をお願いします。 孤立を防ぐ温かなつながりが日本中で溢れることを願って、 私たちはアクションを起こし続けます。 SDGs(持続可能な開発目標)の主な目的として掲げられている「誰一人として取り残さない」。 そんな世界の実現に向けて、オペレーション・ブレッシング・ジャパンは組織的に支援活動を行うNGOとして、これからも助けが届きにくい人々を探し出し、支援の手を差し伸べていきたいと考えています。 いざという時、機動力をもって迅速な支援活動ができるよう、ぜひ継続的なご支援もご検討ください。 そして一緒に、誰一人孤立させない支援活動を組み立てていきましょう! 今日からできるご支援・ご参加方法 支援活動に寄付する Tweet シェア クリスマス・ギビング・キャンペーン, 生活困窮支援, 日本での活動, 東日本大震災被災地支援, 東北復興支援, 3.11