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【クリスマス・ギビングご報告】12道府県640人の皆さまにお届けしました!

今年で2年目となったクリスマス・ギビング・キャンペーン
生活困窮者や独居高齢者、ひとり親世帯や被災者、そして今年は日本へ避難してこられたウクライナの方々を中心に、クリスマスギフトを手渡しするキャンペーンを11/1~12/25に実施、全国12道府県640人の方々へつながりを届けることができました。
皆様の温かなご支援に感謝申し上げます。

”つながり”を作る社会貢献プロジェクト

クリスマス・ギビングは『つながりづくり』を兼ねた声掛けとギフトをお届けする、単なる物資支援のみに終わらない、人と人との温かいふれあいを目的とした社会貢献プロジェクトです。

ささやかなプレゼントを手渡し会話をかわす、ほんの小さなきっかけでしかないかもしれません。
一人で続けることは難しい働きです。
しかし、全国の協力者、応援してくださる皆さんと一緒につながり行動し続けることで、
小さな”つながり”が希望の帯となっていくことを信じ活動を広げています。

2022年クリスマス・ギビングの様子を抜粋してご紹介しますのでぜひご覧ください。

クリスマス・ギビング2022の現場から

大分県別府市(日本へ避難しているウクライナの方々)

クリスマスギビング 大分県別府市

クリスマスと同じように大切にされているセント・ニコラス・デーに

ウクライナ語聖書沖縄へ家族と一緒に避難している宣教師ナディアさんの想い~福井県、福岡県、大分県、鹿児島県の70名余の方々へ励ましを届けたい~とつながり、クリスマスギフトに加えて多くの要望があった生活用品やオランダから取り寄せたウクライナ語聖書、ルビ入日本語聖書をお届けしました。
大分県ではフルゴスペルイエスキリスト教会のご協力により、ウクライナで祝うセント・ニコラス・デーに合わせ、ナディアさんとOBJチームが合流、クリスマス・ギビングを実施することができました。
アーティストでもあるナディアさんが歌い祈ると、皆さん涙され、たくさんの慰めと励ましが注がれていた様子です。

クリスマスギビング 福井県福井市福井県福井市でのクリスマスギビングを実施してくださったのは、ブンキョーゴスペルセンターのマリアさん。昨年10月、ウクライナ人宣教師の導きによりクリスチャンになった方で、ウクライナ語のメッセージを送ってくださいました。
「プレゼントをありがとうございました。とても素晴らしく驚きました。皆さんがウクライナ人のために考えてくれることで幸せを感じます。皆さんの平和と健康を願っています。メリークリスマス!」


静岡県熱海市(高齢者世帯)

クリスマスギビング 熱海

「いくつになってもプレゼントは嬉しい♪」と言って喜んでくださる熱海の皆さん

熱海伊豆山土石流2021年7月熱海土石流災害で被災した熱海市伊豆山地区は高齢化率48%。今でも定期的に通い、シニアカフェやコミュニティ支援を行っています。昨年も今年も、逆にお返しをいただいたりする高齢者の皆さん。こうしたやりとりそのものが喜びの機会となっています。

クリスマスギビング 熱海「素敵なクリスマスプレゼントをありがとうございます。東洋英和学院の皆様からのオーナメント、昨年のものも一緒に飾りました。本当に感謝です。ヨハネの福音書8章ありがたく、素晴らしいクリスマスとなりました。」
お届け時に不在だったNさんからのメッセージ。災害支援後つながり続けてきた中で、心にしまい込んでいた傷をお話してくださり、少しずつ心が解放されていることを実感しているとのこと。誰かが気にかけてくれている、そのことをお伝えできればと願っています。


静岡県熱海市(伊豆山キッズクラブ)

クリスマスギビング 熱海キッズクラブ

キッズクラブクリスマス会には28名の子ども達が参加しました!

”いつもの遊び場”だったところが土石流で流され、朝早くから自衛隊や消防隊の車が行きかう中、思うような外遊びもお友達と会うこともままならない日が続いていた子ども達。そんな彼らのために仲道町内会と協力し始まった伊豆山(いずさん)キッズクラブ、2021年7月28日の初回は4歳と5歳2組の参加でした。あれから1年半、少しずつ子ども達が加えられ、クリスマス会にはなんと28名もの子供たちが参加してくれました!プレゼントの数が間に合うかと心配になったほど(笑)

クリスマスギビング 熱海伊豆山キッズクラブもともと公民館は子どもが集まるところではなかったとのことですが、災害後は子どもが増えるにつれ関わる大人も増え、皆さんから継続の要望をいただくほど地域にとって大切なコミュニティとなっています。昨年はクリスマスギビングのプレゼントに喜んでいた子ども達、今年はさらに地元の関係者からの協力・協賛も加わり、子ども達はもちろん、保護者や関わる大人の方々の顔もほころび、とても祝福された時間となりました。


静岡県葵区・清水区(台風災害被災地)

クリスマスギビング 静岡県清水区

熱い想いにかられて被災地を駆け巡った伏見さん

静岡県清水区 豪雨災害東日本大震災の時は何もできなかったという思いから、自分の住む静岡県での豪雨災害において「何かをしたいが何ができるのか」と悶々と考えていたという伏見さん。市民SWを通じてつながり、今回のクリスマスギビングに参加することとなりました。自身が通う静岡城北キリスト教会の有志の皆さんと一緒に準備を整えアクションへ。
クリスマスギビング 静岡県清水区1階が浸水し大変だった能島の団地、清水区のボランティアセンター、浸水の被害が特に大きかった江尻台町などを訪問。「水害で傷ついている地元を見て、自分にできることをしたいと思いました。水害の片付けが終わっていなかったり一人暮らしの高齢者が多い地域で、思わぬギフトに涙ぐまれた方もいたんです。東日本大震災が起きた時、なにもできない自分に悔しさがこみ上げましたが、その悔しさがきっかけとなってクリスマスに皆さんを笑顔にできたことを大変うれしく思います。」
今回のアクションがどのようにつながり意味を持っていくのか、今なお考えの中にあるとしつつ「お届けできなかった場所もあるので、一過性のイベントにせず継続させていきたい。」とのコメントをくださいました。


京都府醍醐地区(高齢者が実施!高齢者見守りチーム)

クリスマスギビング 京都醍醐地区

今年2年目となる京都府醍醐地区。83歳、頑張っています!

京都市伏見区醍醐の介護福祉施設がハブとなり、施設の利用者を中心に高齢化している地域の見守りを強化しています。昨年のクリスマスギビングでの交流がきっかけとなり、地域防災訓練を毎月おこなうようになったとのこと。

「今までは声がけするのもためらっていたが、簡単な手土産があると玄関チャイムも押す理由ができ隣近所のつながりの輪をつくっていく良いきっかけができた。」
「この時期に特別なプレゼントを持っていくのは新鮮で、いいつながりの機会だと思います。からしだねや京都福祉サービス協会もこの働きの間に入っており、少しずつ地域の事業所と住民が繋がっていくのがいいなあと思います。」
「もう83歳で弱ってますが、まだまだ動けるうちにつながり作りをもっともっと頑張ろうと思いました。ラジオ体操など、コロナ禍でもできることを考えて、住民を引っ張り出そうと言う仕掛けを考えるようになりました。」

人生100年時代、小さな”つながり”が次の”つながり”を作り出し、そうして助け合うコミュニティが復活し次の世代へ還元されていく、そうした流れができていくような希望を感じました。醍醐地区の皆さん、ありがとうございます!


北海道むかわ町(高齢者世帯・ひとり親世帯)

北海道むかわ町

北海道むかわ町では小さなサンタクロースが活躍しました★

クリスマスギビング 北海道クリスマスお届けのレポートは雪の北海道むかわ町からも。平成30年北海道胆振東部地震で牧会していた教会が全壊し、引っ越しを経て再開した金森さん。災害支援からのつながりです。「冬になり、なかなか外に出てお会いする機会が減りましたが、お顔を見て、お話できてよかったです。」と、ひとり暮らしの高齢者世帯、ひとり親世帯を中心に約50世帯へお届けしてくださいました。
また、ウクライナから避難してきている方へのクリスマスのためにと、心温かなご支援を寄せてくださいました。ありがとうございます!


愛知県名古屋市(路上生活者支援)

クリスマスギビング 愛知県名古屋市

名古屋で生活困窮者の支援と伝道をしているトラビスさん

冷えが厳しい川沿いの土地で路上生活をしている方々~トラビスさんはOur homeless brothersと呼んでいます~を、雪がうっすらと積もる中、自転車で訪ね必要物資にクリスマスギフトを添えて手渡してくださいました。もう何年も続けている路上生活支援。中にはトラビスさんに贈られた聖書を読み、内から変えられていっているborthersもいるのだそう。「It’s truly amazing to see the transformation of their character and conversation!」とその喜びを分かち合ってくださいました。このつながりをきっかけに、路上生活支援や祈りのサポートを続けていきたいと思います。


宮城県仙台市(生活困窮支援・路上生活支援)

クリスマスギビング 宮城県仙台市

クリスマスギフトの準備を進める青空会の皆さん

宮城県仙台市にあるプレイズコミュニティーチャーチ青空会では路上生活支援・困窮者支援を行っています。クリスマスギビング準備のために集まったのは、かつて生活の困難から路上で生活したり、教会に助けを求めてきたりした方々。そしてクリスマス、今度は自分たちが助け手の一人になろうとしていたのです。
ある方はこう言いました。
「私は死を選ぼうとしていましたが、ここで私を愛してくれる、大切なものを見つけることができました。」
受け取った恵みを必要な人々に分け与えることは、何よりものクリスマスの喜びだと語ってくださいました。


福島県南相馬市(東日本大震災復興団地、在日外国人、福島県沖地震被災地)

クリスマスギビング 福島県南相馬市

大町復興団地の大町キラキラサロンの皆さん

こちらも2年目となるクリスマスギビング。東日本大震災後に建てられた復興団地では、仮設から新しい住宅に移っても、顔と顔が見えるコミュニティを築いていこうと、毎週交流センターで健康体操やサロン活動を行っています。「震災から時間が経つほどに社会の関心が薄らいでいくなか、南相馬市に目を留めて応援してくれる存在がありがたい。コロナ禍で思うように外出しなくなった方もいて、こうしたサプライズが日常に刺激を与えて日々の元気につながります。」と代表の小林さん。

クリスマスギビング 福島県南相馬市コロナ禍で2020年10月1日から緩和された日本への入国制限措置。しかしその一方で、日本に来ている外国人が思うように帰国できず、心細い思いをしていることが少なくありません。海外では、クリスマスは家族や親せきと集まって盛大に祝うのが主流で、なおさらひとりでいることのさびしさがつのる時期でもあります。南相馬在住の外国人のコミュニティを繋ぐ働きをされているケラーさんが、今回クリスマスギビングに参加。地域と関わりが薄かったり、見守りが必要な外国人のご家族へプレゼントを届け「あなたのことを覚えていますよ」と温かなメッセージを届けてくれました。

クリスマスギビング 福島県沖地震2022年3月の福島沖地震で被災したTさん。お父さんの介護をしながら避難生活を続けていたところOBJとつながりました。
それから東京の教会で参加していた”三浦綾子読書会”が南相馬市の原町聖書教会でも開催されていることを知り、佐藤さん(ブレッシング・クラブのボランティアもしてくださっている)へとつながっていきました。
年明けに佐藤さんご夫妻でTさん親子を訪問、クリスマスギフトをお渡しし、Tさんにとって南相馬市にも安心なコミュニティができたと大変喜ばれているとのことです。


皆様の温かなご支援に感謝いたします

クリスマスギビング準備

500袋のお米の袋詰めにご協力いただいた仙台新生キリスト教会の皆様、ありがとうございました!

クリスマスギビング ギフト今年もたくさんのご協力・ご支援をいただき、たくさんの方々へ”つながり”をお届けすることができました。お米を寄贈頂いたNPO法人いのちのパン様、昨年に続き手作りオーナメントをお送り頂いた東洋英和学院小学部様、若年層へのギフトとして漫画雑誌ハレルヤをご寄贈頂いたプロジェクトハレルヤ様、子ども達への絵本とクリスマストラクトをご支援いただいたCLCからしだね書店様、Amazonほしいものリストを通して文房具やお菓子、洗剤や衛生用品をご寄贈頂いた30名を超える皆様、そして温かいメッセージとともにクリスマス募金をお送り頂いた多くのご支援者、ありがとうございました!

この社会貢献アクションに参加したい!と手を挙げてくださる方も増え、支援者同士のつながりもでき始めています。このギビング・アクションの種が広く蒔かれ、”つながり”が誰かの生きる希望となることを期待しつつ、クリスマスに限らずこの活動を続けてまいります。
今後ともご支援・ご協力をどうぞよろしくお願いたします!

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