【熱海クリスマスギビング】思いやりのギフトが届けた“心の灯り” 2024.12.24こころの支援, クリスマス・ギビング・キャンペーン, 令和3年7月豪雨(熱海土砂災害), 日本での活動 静岡県熱海市—ここでは多くの高齢者が独り暮らしをしており、高齢化率は48%を超えています。令和5年時点の全国平均である29.1%と比較すると、国内でも有数の高齢化率です。 出典:「令和6年版高齢社会白書(内閣官房) 日々の暮らしの中で、体の不調や将来への不安を抱える方も少なくありません。そうした住民の方々に、孤独を断ち切り人と人との触れ合いを届ける「熱海クリスマスギビング2024」の活動を続けています。 私たちは高齢で一人暮らしをされている方々を月に2回訪問し、様子をお伺いしています。 今月はクリスマスということで、宮城のおいしいお米、簡単に調理できるお味噌汁やお菓子、そして心を込めたクリスマスカードが入った、クリスマス・ギビングのギフトを用意しました。 「こんにちは。最近寒くなりましたが、お元気ですか?」 「少し早いですが、メリークリスマス!」 スタッフが一軒一軒お宅を訪問しギフトを手渡すと、皆さんのお顔がぱっと明るくなります。「この年でプレゼントをもらえるなんてうれしい」「これは長生きしないとね」と笑顔でギフトを受け取る姿に、人と人との触れ合いがもたらす時間の温かさと大切さを実感しました。 訪問を重ねる中で、高齢者の方々が抱える不安や困難に触れることがあります。旦那さまが退院後のリハビリに取り組んでいる方、家の中で転倒して骨折し、遠くの子どもたちと離れて暮らすことに悩む方。加齢とともに体の衰えや将来の孤独に対する不安が増すのは当然のことです。 しかし、それでも日々の生活のなかで小さな楽しみを見つけ、つながりを持とうと努力する方々の姿に心を打たれることも多々あります。お気に入りのカフェで店員さんと仲良くなり、自分の居場所を作っている方、外出が難しくても、だれかの訪問を楽しみにしている方。人はどんな状況でも何歳になっても、「つながり」を求める存在です。 また今回は、アメリカのオレゴン州からクリスマスのために駆け付けてくれたHope Japanのチームとともに祈る姿も。国や文化を超えてつながり合い励まし合うことが、どんな時も孤立の壁を越える力を持つのだと感じさせられる場面でした。 クリスマス・ギビング2024は、単にプレゼントを届けるだけの活動ではありません。それは孤立する人々に寄り添い、「あなたを忘れていない」「あなたを大切に思っている」というメッセージを伝える大切な機会であり、地域全体で支え合う仕組みづくりを目指すものです。 この活動は、皆様の温かなご支援があってこそ成り立っています。これまでのご支援、ご協力に心から感謝申し上げます。 来年も私たちと共に、誰もが孤立しない社会を目指し、力を合わせていきましょう! OBJ支援活動へのご寄付はこちら 支援物資寄贈はこちら (Amazonみんなで応援プログラム) Tweet シェア こころの支援, クリスマス・ギビング・キャンペーン, 令和3年7月豪雨(熱海土砂災害), 日本での活動オペレーションブレッシングジャパン, 復興支援, 伊豆山, 伊豆山地区, 熱海, こころの支援