クリスマス・ギビング~秋田豪雨被災地の子どもたちへ笑顔の種まき
一か月ほど前に初雪を迎え、勢いよく降り続く雪とともに厳しい寒さが到来している秋田県秋田市。
この日市内広面釣瓶町の「こばと保育園」から、心が芯から温まるようなうれしいお便りが届きました。
クリスマス・ギビングでお送りしたギフトが、保育園に到着したのです!
「贈り物にワクワクが止まらないこどもたち!」
大きな荷物に驚いた子ども達が遊びの手を止めて思わず凝視するなか、事務室まで荷物を運んだ職員の皆さん。
この時点ではまだ子ども達には内緒。先日ちょうど生活発表会があったということで、大きな舞台でとてもよく頑張った子ども達、そして楽しんだ保護者の皆さんたちに早速配ることにしたそうです。
そしていざプレゼントを手渡す瞬間が!
赤い袋を目にした子どもたちは、「何が入っているの?!」とドキドキの楽しみが止まらない様子。クリスマスの塗り絵や絵本、お菓子に、袋を開けた子どもたちは笑顔が弾けました。
そしていっしょにお渡ししたお米も大好評だった様子。
「秋田の子は何しろ米好きです!有機米でね、特別な味のお米なんだよと伝えると、『食べる食べる!』と米袋の重さにみんな笑顔がはじけていました。」
「物理的な支援で終わらない、心を励ます支援を」
今年7月14日から16日にかけて降り続いた記録的な大雨の影響で、中心市街地が広範囲に冠水した秋田市。
氾濫のあった太平川にほど近いこちらの「こばと保育園」は50~60cmの床上浸水被害にあい、保育室も調理室も園庭も全て水に浸かってしまいました。
約120名もの子どもをお預かりしているため、一日も早い復旧作業が求められるなか、こうした施設には支援が行き届かず、どこから手をつけたらいいか職員の方々も疲弊しておられました。
秋田市での緊急災害支援の様子はこちら▼
【令和5年秋田大雨被害】緊急災害支援
職員の皆さまも自宅が被災しているなか、それでも社会資源のひとつとして子どもを受け入れるため、泥のかきだしや廃棄物の整理をはじめ、膨大な復旧作業に懸命にあたられました。
今回のクリスマス・ギビングは、そんな保育士の皆さんへもサプライズでプレゼントが贈られました。
「いいんですか?」「私たちにもあるんですか?」と驚きながら、赤い袋を大切そうに抱えて帰宅されたそうです。
深刻な大雨被害から一区切りつき、精神的な疲れもあるなか、予想外のプレゼントが皆さんの喜びにつながりました。
「本当にありがとうございます!素敵なタイミングでのプレゼントでした。
この度のサプライズを企画していただいた皆さんに、改めて感謝申し上げます。」
クリスマス・ギビング・アクションは、OBJのパートナー(協力者)の手を通して、今年は目標を超える1100世帯以上に向け各地で希望と笑顔の種を蒔き続けています。
特に突発的な災害が襲った被災地では、報道がされなくなっても住民の復旧作業は続き、終わりの見えない片付けや支援を受けられないことによる孤立感から、心身ともに燃え尽きてしまうことも決して珍しくありません。
そんな大変な環境にある人々を思い愛を示すアクションを起こしたときに、私たちが想像しなかったような大きな喜びや感動が、プレゼントを受け取った方の心に湧き上がるのをたびたび目にしてきました。
自然災害が多発するこの国で、互いに助け合い、すぐに手を差し伸べあえるつながりが増し加わっていくように。
クリスマスという日が、単に祝い事として終わるのではなく、誰かのために愛を伝える日と変わっていくように。
クリスマス・ギビング・アクションは、今月25日まで各地に笑顔の種を蒔き続けます。
このプロジェクトにご支援くださっている皆様、プレゼントをともにお届けくださるパートナーの皆様に心より感謝申し上げます。
どうぞ最後まで応援をよろしくお願いいたします!
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