「市民ソーシャルワークの実践」オンラインワークショップ
豪雨・台風・地震・・・度重なる災害に見舞われる災害多発国ニッポン。
オペレーション・ブレッシング・ジャパンはこれまでの災害支援を通じて、平時から地域で助け合う力を結集していくことの大切さを感じ、広めていきたいと考えています。
災害現場にも出動し、かつ対人援助に携わってきた、精神保健福祉士・社会福祉士の方々と、対人援助の基本原則を災害支援に照らし合わせ「市民ソーシャルワークの実践」と名付けたガイドブックを製作しました。
(※社会福祉法人ミッションからしだね、特定非営利活動法人CWS Japanの協力による)
この秋、ガイドブックを使ったワークショップ形式の勉強会(Zoomを使ったリモート形式)をミッションからしだね主催でスタートしました。
今月の勉強会では
<ルール1> ひとりひとり違うということを大切にしましょう
<ルール2> 泣く怒るといった感情を大切にしましょう
について、支援現場の実体験をベースにし、参加者みんなで意見や考えを交換しました。
いざ何らかの手助けが必要だというとき
支援する側の心に「自己満足」や「おごり」はないだろうか
支援される側の心に「遠慮」や「見下された気持ち」はないだろうか。
助ける側と助けられる側の気持ちの乖離を、私たちはどことなく恐れを抱いていないだろうか。
こうした迷いに対して、専門職のリーダーから
「恐れがあっていい、恐れを伴った悩みを抱くことがむしろ大切です。」
との意見をもらい、全員で共有することができました。
健全な恐れを持ちながら、それを乗り越えていくとき
相手の尊厳、相手の幸せを願って人と関わっていく気持ちを抱きながら、一歩相手のところへ届いていくー。
こうした支援現場の実際を頭に描き想像すること、訓練しておくことでいざという時の心を鍛えていきます。
今年、水害で大きな被害を受けた静岡県からは、城北キリスト教会のメンバーも参加してくれました。
地域教会として地域へどう貢献するかも視野にいれて活動していきたいということを聞き、
その一歩のためにこの「市民ソーシャルワーク勉強会」は役に立つと話ししてくれました。
次回は11月26日(土)14時からです。
毎回新しいテーマでの勉強会ですので、2回目以降の途中参加でも参加できます。
ぜひご参加ください。
ご希望の方はこちらからお問合せください。
→市民ソーシャルワーカープロジェクトお問合せフォーム