8月活動レポート|支援を届ける。つながりを守る。次に備える。
8月の活動サマリー
数字で見る8月
- 活動件数:69件
- 関わった人数:延べ2,090名
- 新たにつながった方:1,308名
- 届けた食料:510.1kg
- ボランティア参加:20名
8月、皆さまから寄せられたご支援とともに、全国で69件の活動を行い、延べ2,090名の方々と関わることができました。
熊本地震、千葉豪雨、北陸豪雨と災害への対応が重なり、災害支援だけでも延べ1,368名へ支援を届けています。一方、それぞれの地域では、子どもたちの居場所づくり、孤立を抱える方への訪問、生活に困難を抱える方への食支援、こころのケアなど、日々の活動も続きました。

熊本地震被災地で伺った声をもとに、その時必要とされている物資をお届けしました。皆さまからのご支援が、被災地の日々の暮らしにつながっています。

大雨で被害のあった地域へ。現地を移動しながら被害状況を確認し、支援を必要としている場所を訪ねました。
皆さまから託されたご支援は、災害が起きた地域へ向かう力になると同時に、地域で日々人とつながり続ける力にもなっています。
今、支援を必要としている方へ届ける。
日々の暮らしの中で、つながりを守る。
そして、その経験を次の備えへ生かす。
8月は、皆さまとともに、この三つの歩みを進めた一か月となりました。
必要な支援を、その時必要な場所へ――熊本地震支援
熊本地震支援では地震発生から1ヵ月、延べ962名へ支援を届けることができました。
皆さまから寄せられたご支援によって、食料約217.8kg、飲料水約1,276Lをはじめ、保存食、介護用品、衛生用品、簡易トイレ、スポットクーラーなど、その時々のニーズに応じた物資を届けています。

地震で空調設備が故障した施設へスポットクーラーをお届けしました。
現地では、行政や医療・福祉関係機関、地域の支援団体と連携しながら、福祉施設、高齢者、障がいのある方々、そして被災下で利用者の生活を支え続ける施設職員の声を聞き、必要な支援を確認。発災直後には飲料水や簡易トイレ、暑さをしのぐための用品が必要とされ、時間の経過とともに、保存食、おむつ・リハビリパンツ、衛生用品、洗剤などへと必要なものも変化していきました。
皆さまから託された一つひとつのご支援が、必要な物資となって、その先にいる方々の日々の暮らしを支えています。
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各地で相次いだ大雨にも、支援の輪を
8月には、熊本地震への対応と並行して、千葉県をはじめ各地で大雨による被害が発生し、月末には北陸でも大雨災害への対応が始まりました。
各地から入る情報を確認し、地域の方々から状況を伺いながら、支援をお届けしていきます。

被災下でも利用者の暮らしを支え続ける福祉施設へ。必要な物資を届け、現場の負担を少しでも軽減できるよう支援を続けました。
被害の状況も、地域が持っている支援資源も、一つひとつ異なります。だからこそ、現地の声を聞きながら、その地域で必要とされている支援を考えることを大切にしています。
いつもの地域で、いつものつながりを
緊急支援が続いた8月も、それぞれの地域では日々の活動が続いていました。
こども支援(福島県南相馬市)
南相馬では復興コミュニティスペース ブレッシング・ルームを拠点に31件の活動を行い、延べ460名と関わりました。夏休みの子どもたちの居場所づくりに加え、孤立・孤独を抱える方への訪問も継続。保護者からは「充実した夏休みを過ごせました。ありがとうございました」との声も寄せられています。

夏休みのクラブには定員いっぱいの25名が参加。工作やクッキング、遠足など、夏休みならではのさまざまな活動を楽しみました。

顔を合わせ、ゆっくり話す時間を重ねることも大切な支援の一つ。南相馬では、孤立を防ぐための訪問を継続しています。
こころの支援、生活困窮支援(仙台市)
仙台では、カウンセリングや通院への付き添い、クラフト工房などのこころの支援を実施。青空会では食事を囲みながら人と人が出会い、子育て家庭や若者への支援も各地で続きました。

手を動かしながら、自然に会話が生まれるクラフト工房。安心して人とつながれる場を、地域の中に育てています。

こころの健康について学び、自分自身を整える時間。日常の中でこころを支える取り組みを続けています。
毎月の炊き出し「青空会」では勾当台公園での「いきいきフェスティバル」も開催されました。
青空会で大切にしているのは、食事を届けるとともに、地域の中で人と人が出会い、顔を合わせる機会を重ねていくことです。いきいきフェスティバルでも、参加者や地域の方々、スタッフやボランティアが同じ場をともにし、交流する時間が生まれました。

青空会いきいきフェスティバル。人と人が顔を合わせ、関係を育む場となりました。

ソーシャルアクション若者企画のお菓子釣り。公園を訪れる親子との交流も生まれていました。
つながり支援(静岡県焼津市)

親子が安心して過ごし、誰かと話せる場所。子育て家庭が地域とつながる機会を支えています。
静岡県焼津市で定期的に開催されている「水曜カフェ」。親子が安心して集い、食事や会話を楽しみながら、互いに顔の見える関係を育てるために定期的に開かれている居場所です。会場となる教会も、親子にとって地域の中の安心できる場所の一つに。
日頃から人とつながり、困った時に「助けて」と言える関係を育むことは、いざという時の支えにもつながります。OBJは、こうした地域のつながりづくりを支えています。
今月のストーリー|支援の先にある、日々の暮らし
熊本地震支援で訪ねた福祉施設では、高齢者や障がいのある方々の生活を守るため、職員の皆さんも被災下で業務を続けていました。
災害が起きても、施設での暮らしは続きます。食事が必要であり、水分補給が必要であり、介護や衛生を保つためには、おむつやリハビリパンツ、消毒用品なども欠かせません。被災によって普段の調達が難しくなれば、職員の皆さんは利用者を支えながら、必要なものを確保するためにも動かなければなりません。
皆さまからのご支援によって、そうした施設へ、水や食料、おむつ、衛生用品、清掃用品など、その時に必要とされていたものをお届けすることができました。物資を探し、調達し、運ぶことに追われていた職員の負担が少し軽くなれば、その時間と力を、目の前の利用者のケアや、施設での生活を整えていくために向けることができます。

被災下でも利用者の暮らしを支え続ける福祉施設へ。皆さまから託された支援を、必要とされている物資にかえてお届けしました。
被災地で必要とされるものは、時間とともに変わっていきます。熊本でも、発災直後には飲料水や簡易トイレ、暑さ対策用品などが求められ、その後は保存食、おむつやリハビリパンツ、衛生用品、洗剤などへとニーズが移っていきました。
一箱の水、一袋のおむつ、一つの衛生用品 - その先に、いつものように食事をすること、清潔に過ごすこと、必要なケアを受けること、安心して一日を過ごすことがあります。8月も、皆さまから託された支援を、その方々の暮らしへつなぐことができました。
ともに支えてくださる皆さまへ
8月に関わった方は、延べ2,090名。ご寄付をお寄せくださる皆さま、物資をご提供くださる企業・団体の皆さま、現地で力を貸してくださる地域の方々やボランティアの皆さま。そして、活動を知り、伝え、応援してくださる皆さま。一つひとつのご協力がつながり、必要とする方へ支援を届ける力となっています。
日頃からOBJの活動をともに支えてくださっているすべての皆さまに、心より感謝申し上げます。
皆さまのご支援が、日々の支援を続け、いざという時にも動ける力を地域に育てます。