[開催レポート]「非常食を買う」から、自分たちに合った備えへ|Blessing Lounge 防災シリーズ #2
「災害に備えて、食料を用意しておかなければ」
そう思っていても、何を、どれくらい、どこに置けばよいのか。家族に高齢者や子どもがいたら? 停電や断水の中ではどう食べる?
考え始めると、意外と分からないことがたくさんあります。

Blessing Lounge 防災シリーズ第2回では、「食と防災」をテーマに、非常食やローリングストック、家族に合わせた食の備え、そして災害時にも「食べること」が心を支える意味について、参加者の皆さんと一緒に考えました。
非常食には「3つのタイプ」がある
今回まず考えたのは、「非常食=特別な防災食」というイメージから少し離れてみることでした。
災害時の食には、調理せずそのまま食べられるもの、少しの水やお湯で食べられるもの、そして普段の食事に近いものなど、それぞれ役割があります。
すべてを特別な防災用品としてそろえるのではなく、普段食べているものを少し多めに買い、食べた分を補充する「ローリングストック」も紹介しました。
参加後のアンケートでは、
といった声が寄せられました。
「非常食を買わなければ」から、「わが家では何が必要だろう?」へ。
防災を自分たちの暮らしに置き換えて考える時間になりました。
「持っている」だけではなく、「使える場所にある」こと
今回、特に多くの参加者が「役に立った」と回答したテーマの一つが、備蓄食品の収納場所でした。
食料や防災用品を準備していても、地震で家具が倒れたり、家の一部に入れなくなったりすれば、取り出せないことがあります。
そこで、備蓄を一か所にまとめるだけでなく、生活動線や災害時の状況を想像しながら保管場所を考えることについてもお話ししました。

「備蓄品を物置の奥に入れない」
「数か所に非常食や必需品を置く」
「保存場所をもう一度考えてみる」
「何を持っているか」だけではなく、いざという時に本当に使えるか。
これも大切な備えの一つです。
食べることは、心を支えること
同じ非常食が、すべての人に適しているとは限りません。
小さな子ども、高齢の方、持病やアレルギーのある方など、必要な食事は一人ひとり異なります。
そして、災害時だからこそ「食べ慣れているもの」「好きなもの」が安心につながることもあります。
温かいものを口にすること。
好きなお菓子を食べること。
誰かと一緒に食卓を囲むこと。
それだけで、張りつめていた気持ちが少しほぐれることがあります。
本編終了後のグループワークでは、「わが家の場合」「こんな時はどうする?」など、それぞれの経験や疑問を共有し、
などの感想をいただきました。
防災には一つの正解があるわけではありません。
だからこそ、関心を持ち続け、自分の暮らしに置き換えて考えてみることも、大切な備えになります。
今日からできる防災
OBJ防災ライブラリーでは、第1回でご紹介した「わが家の防災メモ」、今回ご紹介した情報や備蓄食品活用レシピを掲載しています。いざという時に対応できるよう、「水を節約できる調理方法」など、平時からの練習にぜひご活用ください。
Blessing Lounge 防災シリーズ #3
地域防災とつながり編

日時:2026年9月1日(火)19:00〜
場所:オンライン(ZOOM)開催
災害が起きた時、頼りになるのはモノだけではありません。
声を掛け合える人がいること。
困った時に相談できる場所があること。
地域の中に顔を知っている人がいること。
OBJが熱海土石流災害や能登半島地震などの災害支援、そして平時の地域支援を通して見てきた事例を交えながら、災害が起きる前からできる「つながりの備え」について一緒に考えます。
次回も、皆さんと一緒に考えられることを楽しみにしています。