【福島県南相馬】「心温まるクリスマスを」特別養護老人ホーム「長寿荘」お茶会開催

南相馬復興コミュニティースペース・ブレッシングルーム内のsoyo cafeで、特別養護老人ホーム「長寿荘」の皆様による心温まるクリスマス会が約2年ぶりに開催されました。

今年5月からコロナが季節性インフルエンザと同じ「5類感染症」に引き下げられましたが、感染で重症化しやすい高齢者の方が入る介護施設や医療施設は、いまだ厳しい感染対策を行っています。施設内の感染を防ぎながら、入所者や患者、家族との交流をどのように両立するのか、コロナが社会に蔓延してから3年間必死に対応してこられた職員の皆様。
「利用者お一人お一人に、外の世界と触れ合う解放感をまた味わってもらいたい」
その願いを叶えるとともに、職員の方々にもリフレッシュする時間をもっていただこうと、今回のクリスマスお茶会が実現しました。

soyo cafeは、現在学童の子どもたちが制作したオーナメントやイラストでクリスマス装飾が施されており、まさにムードたっぷりの開放的な空間となっています。
当日は20名の利用者の方、10名の職員の方がテーブルを囲み、施設で用意されたバームクーヘンといっしょに、カフェラテやコーヒー、クリームソーダやココアなど種類豊富なドリンクを堪能されました。

職員の方からは、「世の中のコロナ緩和とは関係なく、高齢者施設では変わりない感染症対策の日常が続いています。そうしたなかで、こうして高齢者に配慮してお店を貸し切りにしていただき、憩いの場として提供してくださるのが大変ありがたいです。」と貴重なお声をいただきました。
私たちが目指すのは、それぞれの団体・利用者の方のリクエストにベストな環境をお届けし、復興コミュニティスペースとして幅広い世代が生きがいや楽しみと出会う場所を創り上げていくことです。

現在復興コミュニティスペースでは、地域福祉施設・事業所と連携した各種イベントをはじめ、アロマセラピストと協働した家族介護者交流会、また介護従事者の方向けのリフレッシュカフェタイムも行っております。
施設の利用者の方だけでなく、在宅介護を担っている家族も皆様も同じく交流を深め、悩みを一人で抱え込まず横のつながりで支えあえる地域体制を目指して、来年も多種多様なイベントを開催していく予定です。

これまでの記事はこちらからご覧いただけます。
◆2023.10.11【福島復興支援】コミュニティカフェで家族介護者交流会開催
◆2023.7.13「ひとりじゃない」悩みや体験を語り合う家族介護者交流会、支え合い気持ちが楽に

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