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【福島復興支援】南相馬市地域包括支援センター交流会

「ひとりじゃない」悩みや体験を語り合う家族介護者交流会、支え合い気持ちが楽に

2023年7月12日(水)

南相馬市地域包括支援センターと連携のもと、当団体の復興コミュニティスペースで「家族介護者交流会」が開催されました。
13名の介護当事者の方々が参加され、コミュニティスペースのカフェが提供するドリンクやお菓子を楽しみながら、当事者同士だからこそ話せる悩みや思いをシェアする時間がもたれました。

 

家族介護者交流会

家族介護者交流会で記念撮影

 

南相馬市地域包括支援センターでは、日々介護に奮闘している人々が、孤立することなく社会とのつながりを保てるよう、「家族介護者の交流の場」をつくり続けておられます。
「もっと気軽に、もっと親しく、当事者の方々が悩みや思いを話し合える場をつくりたい」
そこで話し合いを重ね、コミュニティスペースを活用いただきながら、手作りマフィンと好きなドリンクメニューを楽しめる場を企画。

そこに、介護の現場でも活躍されているアロマセラピスト水谷祐子さんが加わってくださり、アロマ施術×カフェ×当事者交流という新しいつながりの場が生まれました。

アロマ施術×カフェ×当事者交流

アロマ施術×カフェ×当事者交流

    参加された70代男性

「介護の大変さは人それぞれですが、『お互い頑張ってるよね、おつかれさま』と励まし合える場があることが何よりうれしいです。
介護の場面では自分の気持ちを抑えがちなので、お茶しながら自由に思いを語り合ってリフレッシュできました。次回の交流がたのしみ」
とお話ししてくださいました。

    アロマによる施術を受けた女性

「普段は自分が介護で触れる側だから…久々に人に触れられて、すごくあたたかい気持ちになりました。
自分の心が満たされてないと、なかなかゆとりある介護はできません。自分の体や心を大切にしていきたいです。今日はありがとうございました」と喜びの声を語ってくれました。

南相馬市地域包括支援センター

喜びの声を語ってくれました



介護や地域についての情報交換をしながら、お茶の時間やアロマ体験でリフレッシュされた皆さん。
こうした交流の場は、心身の疲労を抱えて孤立しがちな介護者が、精神的に追い詰めらる・虐待してしまうといった深刻な事態になる前に、SOSを発信できる外部との重要な接点にもなります。

南相馬交流会

地域コミュニティづくりを今後も続けていきます



同じ悩みや生きづらさを抱える人同士がつながり、支え合う、当事者主体の地域コミュニティづくりを、今後も行政との地域連携を深めながらサポートして参ります。

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