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講演会 & お茶会 「心とからだを考える」

東北は、震災から1年というひとつの区切りを迎えようとしています。

オペレーション・ブレッシング・インターナショナルは、米国のカウンセリング団体エリヤハウスから、カウンセラーのロバート&キャシー・フェットバイト夫妻を招き、参加者みんなでお茶を楽しみながら、うちとけた雰囲気で、心をケアすることの大切さとその方法について話し合う会、「心とからだを考える 今日、がんばっているあなたのために」を開催しました。

【 日 程 】
2012年3月2日(金)岩手県陸前高田市
広田町大久保第2仮設
2012年3月3日(土)宮城県気仙沼市
階上中学校仮設
2012年3月4日(日)宮城県本吉郡南三陸町
「平成の森」体験交流室

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参加者の皆さんとフェットバイト夫妻、通訳のエリヤハウスジャパンのスタッフ ベネディクトさん(陸前高田市広田町 大久保第二仮設団地にて)

講師であるロバート&キャシー・フェットバイト夫妻は、1970年に日本で宣教師として活動していた経験があり、昨年の震災時には横浜で講演を行っていたため、あの恐ろしさを体験しています。

岩手・宮城の三陸沿岸3カ所の仮設住宅を訪問する今回の企画は、エリヤハウス・ジャパンhttp://www.ehj.jp/に全面的にご協力をいただきました。この3日間全日程に同行していただいた4名のスタッフの皆さんには、司会・通訳をはじめ、活動中の様々な場面で大変なお力添えをいただきました。

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エリヤハウス・ジャパンのディレクター 三浦雅範さんが手にしているのは、ここ階上中学校仮設の皆さんが作ってくださったさんまのマスコットです。大変お世話になりありがとうございました。(気仙沼市 階上中学校仮設住宅にて)

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今の気持ちをそれぞれの言葉、色づかいで表現します。(宮城県 本吉郡南三陸町歌津「平成の森」体験交流室にて)

私たちはこれまで、メガネや和船の支援活動などで何度も被災地を訪れてはいましたが、今回のようなメンタルケアの活動は初めてだったため、被災者の皆さんに興味をもっていただけるかと少し不安でしたが、会場3カ所合わせて約130人という予想以上に多くの方が参加してくださいました 。

被災地では、多くの方が震災のトラウマを抱えておられます。
でも、
「希望があるということ」
「平安をみつけられるということ」
「癒しがあるということ」
「自由があるということ」を知ってほしい。
とフェットバイトさんは話し、その言葉に皆さんは熱心に耳を傾けていました。

紙にプリントされたハートに自分の今の気持ちを描くワークのときは「高い津波がね、黒い雲みたいになって後ろから襲って来たの。」「育ててた畑もお花もみんな流されたの。」と、紙に涙を落としながら水と水仙の花を描いてくださった方、ハートの半分まで黒い波を描き込んだ方、皆さんそれぞれの心の中にしまいこんでいたイメージを思い思いに表現していました。

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陸前高田市より南下しつつ3カ所を訪れた今回の活動。
どこの仮設住宅でも私たちを温かく迎えてくださり、それぞれの場所で素晴らしい出会いがありました。震災から1年が経過し、被災された方々の心のケアが大きな課題となっていますが、私たちはこれからも被災地を訪れ、皆さんと語り合い、応援し続けていきたいと思います。

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