【ウクライナ支援】「世界は悪い人ばかりじゃない」 2022.05.19ウクライナ支援, 災害支援, 海外での活動 戦争と暴力におびえる幼い子どもたちに、どんな言葉をかけられるだろう? どう声をかけたら、子どもたち安心させ励ましてあげられるだろう? ウクライナ人のオレナさんは、そんな答えのない問いを抱き続けながら避難生活を送っています。 ロシアのミサイルが軍事基地とその周辺の家々を破壊したとき、オレナさんは自分が紛争の真っただ中にいることに愕然としました。 突然鳴り響く空襲サイレンとミサイルの音に、子どもたちも混乱し、「お母さんこの音はなんなの?!」と必死で聞いてきました。 しかしそんな息子にどんな言葉をかければいいのか、彼女は全くわからなかったのです。 子どもたちの安全を守るために故郷を離れることを決断したオレナさんですが、避難所となっていた地下から避難するタイミングや、目指すべき場所もわからず常に不安と恐怖の戦いでした。ただただ子どもたちを守る一心で、前を向き続ける日々。国境に到着してようやく心と体を休めることができました。 「苦しんでいる私たちに、惜しみなく救いの手を差し伸べてくださり、本当にありがとうございます。 息子にも、世界には悪い人たちだけでなく、このように私たちを助けてくれる人がいることを忘れないように。 そしていつか困っている人がいたら、助けてあげる人になってねと伝えました」 そうスタッフに話してくれたオレナさんの目には、涙が浮かんでいました。 皆様のおかげで、Operation Blessingはオレナさんのような家族に、温かい食べ物や生活必需品、衛生用品、安心して休めるシェルターを提供できています。 収束の見えない日々にウクライナの人々の心が折れてしまわないよう、Operation Blessingはひとりひとりに寄り添い続けます。 Operation Blessing緊急支援寄付受付はこちら Tweet シェア ウクライナ支援, 災害支援, 海外での活動人道支援, ウクライナ支援