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自分の手でつかんだチャンス

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去年高校を卒業したミゲルは、大学に行きたいと願っていましたが、金銭的な理由で進学できませんでした。

彼は、地元の市場で働きはじめました。ニワトリを処理して鶏肉にする仕事です。友人たちはストリートギャングになっていて、そんな仕事はやめて自分たちの仲間になれと彼を誘ってきます。けれども、ミゲルの母親は違った考えを持っていました。オペレーション・ブレッシング・ペルー(OBペルー)の支援を受けて小さな家庭菜園をつくっていた彼女は、OBペルーがパン屋のワークショップを開催することを知り、息子を参加させたのです。

ミゲルはそこで、パン屋を始めるために必要な知識のすべてを学びました。彼は、不確かな未来に希望を見いだすようになりました。「経験を積むにつれて、自分が学んでいる技術を使ってどんなことができるのか、たくさんの夢が思い描けるようになったのです」。

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パン屋のワークショップが終了したとき、オペレーション・ブレッシングはミゲルと数人のクラスメイトに、地元で一緒にパン屋を開くことを勧めました。「OBペルーが商売に必要な資本を支援してくれると聞いて驚きました」とミゲルは言います。「僕の夢の1つが叶うと感じました」。

ミゲルは今、仲間と一緒にパン屋を経営しています。店の名前は「ブレッド・オブ・ライフ(命の糧)」です。彼らがあげる利益は、商売の拡大を可能にするだけでなく、良い収入ももたらします。

「これだけの収入があれば、貯金をして、大学の学費だって払えるようになります」とミゲルは言います。「オペレーション・ブレッシングが僕たちの人生を変えてくれたのです」。

 

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