水道の完成を祝う音
by サラ・ペイト/ブリサス・デル・バジェ(ホンジュラス)発
ブリサス・デル・バジェの村に、素焼きの壺が割れる音が響きわたりました。誰かが怒っているのではありません。お祝いのための儀式です。
ついに、きれいな水が村に来たのです。
この村の人々は、昔から、山の中にある泉の水を汲むために、長く危険な道のりを歩いて往復していました。けれども今や、危険な目にあうどころか家の外にさえ出ることなく、きれいな水を飲めるようになったのです。
このほど、オペレーション・ブレッシング・インターナショナル(OBI)のチームは、半年がかりのプロジェクトを完了させました。まずは、泉の水を貯めておくために、2500mほど山を登ったところに大きな貯水タンクを設置しました。この水を塩素処理して水道管で村まで送り、村の学校とすべての家庭に水道管を引き込んだのです。

オペレーション・ブレッシングは、山の中にある泉の水を貯めるための大きな貯水タンクを設置しました。この水を塩素処理して村まで送り、村の学校とすべての家庭に水道管を引き込みました。誰もが安全にきれいな水を飲めるようになったのです。
プロジェクトの完了を記念して、村民とOBIのスタッフが集まって、テープカットのセレモニーと食事会を開きました。途中、マリアが水を満たした素焼きの壺を頭上にのせて進み出ました。
周囲の村人たちが見守る中、マリアは両手で壺をそっと抱きしめ、それから勢いよく地面に投げつけました。壺は粉々に割れ、こぼれ出た水は、乾いた埃っぽい大地にみるみる吸い込まれていきました。
それは、「もうよいのだ」という気持ちを込めた、象徴的な動作でした。
村人はもう、危険をおかして水を汲みに行かなくてよいのです。どの家庭でも、安全できれいな水を飲めるのです。
これはもちろん、祝うべきことです!
ご支援をお願いいたします。
オペレーション・ブレッシングの井戸掘削・貯水タンク設置プログラムへのご支援により、苦しみの連鎖を断ち切るのを手伝ってください。1800ドルのご寄付で、村に1つ井戸を掘り、村人にきれいな飲み水を提供することができます。
