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【福島:心のケア】線で彩るクリスマス ワイヤークラフトに挑戦!

師走に入り、ますます厳しい寒さが身に染みるようになりました。
全国的にインフルエンザが流行っていますが、今回はたくさんの子どもたちが参加してくれ、今年最後の「あとりえほーぷ」はとても賑やかなものとなりました。

【福島:心のケア】線で彩るクリスマス ワイヤークラフトに挑戦!

【福島:心のケア】線で彩るクリスマス ワイヤークラフトに挑戦!

今回子どもたちが挑戦したのは、曲げて切って色んなモチーフが自由に作れるワイヤークラフト。
アイディア次第でアクセサリーや家に飾るモチーフが自在に作れる、人気のDIYの一つです。今日はワイヤーを使って、家のクリスマスツリーに飾るオーナメントを作りました。

【福島:心のケア】線で彩るクリスマス ワイヤークラフトに挑戦!

金銀、紫に赤、緑や水色など、色や太さの違うワイヤーを選び、型紙に沿ってペンチなどを使い曲げていきます。
用意した型紙は、キャンドル・ツリー・星・くつしたなどなど…。
曲げ方を失敗しても、ワイヤーなので簡単にもとに戻すことができ、子ども達はどんどん色んな飾りを完成させていきました。

【福島:心のケア】線で彩るクリスマス ワイヤークラフトに挑戦!

【福島:心のケア】線で彩るクリスマス ワイヤークラフトに挑戦!

「最初はうまくワイヤーを曲げられなくて難しかったけど、慣れたらすごく楽しくなってきた!」
「うまく作れたから、ツリーだけじゃなくて壁にも飾りたいなぁ。」
工作の後、スタッフに感想を教えてくれた子どもたち。 
最後は自分が作った自信作を手にもってパチリ!

【福島:心のケア】線で彩るクリスマス ワイヤークラフトに挑戦!

オペレーション・ブレッシング・ジャパンが行っている「あとりえほーぷ」は、子どもたちのストレスケアだけでなく、一人一人の個性や創造性、そして豊かな心の成長を目的としています。
「被災地という環境に負けることなく、自分自身を大切にしながら、強くたくましく成長してほしい」と、スタッフ一同そう願いながら活動を続けています。

【福島:心のケア】線で彩るクリスマス ワイヤークラフトに挑戦!
[写真上:除染土が所狭しと積み上げられた仮置き場]

最近では、東京電力福島第一原子力発電所の事故で各地に避難した子どもが、いじめを受けていたことが次々と明らかになっています。
背景には、放射能への知識や、賠償金への偏見と誤解が大きく関係していますが、原発事故で被災した子どもたちの心を「見守る」という視点が欠けていたことも、もう一つの大きな要因と考えられます。

【福島:心のケア】線で彩るクリスマス ワイヤークラフトに挑戦!
[写真上:公園全体が桜で埋め尽くされる、花見で人気の夜の森公園。震災後は親子連れの姿をあまり見かけなくなりました。]

「見守りの視点」は、県外に避難している子どもだけに留まらず、県内で生活している子ども達にも向けていく必要があります。
いじめられていたり、悩みを抱えたりしていないか、心に重荷を抱えたまま生活していないか、私たちは常に子どもたちの心の様子に関心を持ち、注意を向けていくことが大事です。
そうした視点を、支援者や学校、保護者など周囲の大人が持ち続けることが、原発で被災した子どもたちを本当に守れる社会に繋がっていくと考えられます。

原発事故はまだ終わっていません。
福島の「これから」を共に支えていくため、オペレーション・ブレッシング・ジャパンは今後も福島の「今」を発信しながら活動を続けてまいります。

■福島心のケア 支援の窓口
支援</p> <p>のお願い

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