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【福島:心のケア】お向かいさんと仲良くなったのは半年前【南相馬市鹿島区権現沢】

【福島:心のケア】お向かいさんと仲良くなったのは半年前【南相馬市鹿島区権現沢】

2015年6月26日(金)
今日の心のケア支援活動「たのむすくらぶ」では南相馬市鹿島区権現沢にある仮設住宅を訪問しました。
自治会長さんの強い要望があり、新しく活動をはじめることになりました。
他の仮設住宅と違って、これからのスタートということもあり、集会が定着してないため参加者は2名でした。

それでも、心地よい風が吹き抜ける集会所でお一人お一人に向き合った健康ケアとお話の時を持つことができました。

参加者の一人のおじいさんは、高度経済成長期に多くのビルやダムの建設に携わってきた経験を聞かせてくれました。
「やっぱりみんなでこうやってお話しするのはいいね」と楽しそうに言います。
人と人との触れ合いが薄れがちな仮設住宅での生活の大変さを垣間見たように思いました。

原発事故に伴う仮設住宅での避難生活は4年目を迎えました。
避難をきっかけに地域コミュニティーとのつながりが寸断され
人間関係を構築できないまま孤立感を深めている住民がたくさんいるのです。

ここ権現沢仮設住宅でも、「4年間ここに住んでるけど、お向かいさんと仲良くなったのはつい半年前」という話を住民のお一人から聞きました。
それまではすれ違っても挨拶を交わす程度で、お互いの身の上話ができるような関係ではなかったそうです。

もともと別の地域に住んでいた住民同士が繋がることは、決して簡単なことではありません。
オペレーション・ブレッシング・ジャパンが実施している心のケア支援活動「たのむすくらぶ」ではお茶会とかんたん体操を通し、住民同士の新たなつながりを生み出す働きを今後とも継続して行っていきます。

■東日本大震災 心のケア 支援の窓口
支援</p> <p>のお願い

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