あおぞらカフェ 登米市南方第二仮設
2013年12月10日、「あおぞらカフェ」の時間帯に、地元宮城県のテレビ局が、南三陸から登米市の仮設に入居されている方へ帰還に関する取材がありました。南三陸町には仮設住宅の土地の問題などもあり、地元からはなれた登米市南方仮設住宅で300世帯程の家族が現在も生活しておられます。
「絶対にふるさとへ帰ります」という方がいる一方で「年齢を考えると、病院や買い物施設が近くにある登米に残る事も考える。」と、個々に解決しなければならない問題がまだまだ沢山あります。
参加者から、「震災後しばらくして全て津波に流されてしまい何も無くなった家の跡に数本だけ咲いていたケイトウを仮設住宅に持ち帰り、種をとって育てたけれど次の年には咲かなかった。震災の年にだけ、自分たちを励まそうと頑張って咲いてくれたんだと思ったから、自分も頑張れた。」というお話をお聞きしました。小さな花の生命力が被災者の心の支えになったように、日々不安を抱え悩んでいる方々にとって前進するきっかけを見つけられる「あおぞらカフェ」でありたいと思います。