【東日本大震災:心のケア】みんなに支えてもらって生きている
10月9日(金)宮城県登米市での心のケア支援活動
南方仮設住宅で6月に実施した「コースターの羊毛フェルト刺繍」が大変好評だったので、今回は無地のランチョンマットに季節の草木や花を思い思いに描きました。
前回に比べ、キャンバスが大きくなった分
皆さんの想像力が個性豊かに表現されています。
参加された方の中には初めて羊毛フェルトに挑戦する方がいましたが
すぐに慣れて、リズミカルに針を刺せるようになり
「これは、いいストレス解消になる」
と喜んでいただけました。
羊毛フェルト刺繍は、型や色合いが同じでも針を刺す回数や場所・羊毛の量などで
仕上りが人それぞれ異なるため、風合いの違いを楽しめる手芸です。
出来上がった作品はそれぞれお部屋に飾りたいと教えてくれました。
この日参加された、佐藤さんは
「自分が被災して、はじめて人の痛みや温かさが分かるようになった」
「被災する前はどこかの災害のニュースを見ても、他人事だと思っていた自分が恥ずかしい。
今は仮設住まいだけれどどこかで災害が起きると、大きな金額ではないけれど寄付する様になりました。」
と話してくれました。
お孫さんにも、みんなに支えてもらって生きていると教えているのだそうです。
こうして皆さんからの支援の気持ちがもっとたくさんの方々に繋げられるよう
私たちの活動を続けていきます。