【福島 心のケア】キッズサマーキャンプ2024を開催
オペレーション・ブレッシング・ジャパン毎年恒例の福島復興支援キッズキャンプが、7月23日(火)~7月25日(木)開催されました!
今年は小学生24名(3~6年生)に加え、中学生4名、高校生1名のボランティアも参加し、総勢29名で「GOOD TEAM」をテーマに活動を行いました。このテーマには、仲間と助け合う力、互いを受け入れる力、そして自分自身を愛する心を育むという願いが込められています。
昨今、子どもたちを取り巻く環境は大きく変化し、スマートフォンやタブレットといったデジタル機器の普及による依存の増加が懸念されています。このキャンプでは、豊かな自然を通じて五感を研ぎ澄まし、年齢を超えた仲間たちとの交流を深める体験を提供し、毎年保護者の皆さまから多くの好評の声をいただいています。
今回の目指す先は、栃木県日光市の緑豊かな自然のなかにある「日光オリーブの里」。二泊三日の盛りだくさんの内容をご紹介します!
DAY1
朝8時、リュックを背にウキウキ顔の子どもたちをバスに乗せ、南相馬のジャスモールを出発。
隣同士のお友達とおしゃべりして賑やかなバスに揺られながら、日光市にある巨大迷路に到着しました。
面積が約3500m2の本格的な巨大迷路パラディアムでは、4つのポイントでスタンプを押し、タイムカードに刻印してタイムを競います。
25分以内に迷路をクリアするとジュースがもらえるということで、子どもたちも真剣です!
チームで協力しながら無事に景品をゲットし、みんな汗を光らせながらまぶしい笑顔を見せていました。
その後オリーブの里にチェックインすると、チャペルをお借りしての賛美と聖書の時間です。
聖書のメッセージを担当するのは、今回講師である中山先生(烏山福音教会)。
「ひとりひとりが、神様に愛されている子ども。
創造主が子どもたちを作品として創造され、いつくしんでくださっている」
賛美と共に語られるメッセージに、子どもたちのまなざしは真剣です。
緑豊かな自然に囲まれたなかで、美しい景色をつくり、こどもたちひとりひとりに命を注がれた神様を覚え、感謝と喜びの賛美を歌いました。
夜はみんなだいすきな花火で思う存分友達とはしゃぎ、興奮冷めやらぬ中一日の幕を閉じました。
DAY2
2日めはどんよりとした空模様から幕を開けました。
じめじめした湿度を吹き飛ばすように、近くの川での水浴びからスタート!ひんやりとした川の水に、「気持ちい!」と子どもたちのはしゃぐ声が森に響き渡ります。
学校のプールとは違う、鳥の鳴く声や林の木々の緑を堪能しながらの川遊びに、子どもたちはテンションマックスです。
オリーブの里へ戻り昼食のお弁当を食べ終えると、里のスタッフの方々が最新の水鉄砲を用意してくださり、熱血の水鉄砲バトルが開幕しました!
施設へ来ていた高校生のお兄さん、お姉さん10名も急遽加わってくださり、スタッフと一緒になって戦いはどんどんヒートアップ!
前から後ろからの容赦ない撃ち合いの末、最後はバケツを持ち出して全身ずぶぬれになり、勝負に勝った子どもたちの笑顔は達成感に溢れていました。
DAY3
最終日は、にぎやかにテーブルを囲み食事をとった後、那須野が原公園フィールドアスレチックへ向けて出発。新しくできた友達との絆を感じながら思う存分体を動かし、全員で力いっぱい遊びつくしました。
拡大宣教学院のボランティアスタッフとの触れ合い、はじめてのお友達との出会い、大自然のなかで息がきれるまで遊び尽くした時間。
このキャンプの中での様々な体験を重ね成長した子どもたち。そのひと夏の思い出と、「あなたは愛されている神様の子ども」というメッセージを胸に、お迎えにきた保護者のもとへと笑顔で帰っていきました。
福島復興支援キッズキャンプの開催も、今年で11年目を迎えました。
私たちはこのキャンプを通じて、子どもたちが自然の中で思いきり遊び、助け合いや喜びを分かち合う中で、失われつつある「子どもの非日常体験」や「愛され受け入れられる体験」を届けることを目指しています。この体験が、子どもたち一人ひとりの未来を支える糧となることを願っています。
これからもこの取り組みを継続し、さらに多くの子どもたちに笑顔と癒しの場を届けるために、皆さまの温かいご支援をお願い申し上げます。
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