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東日本大震災から14年~今も続く支援と希望の歩み

東日本大震災が発生してから、今日で14年の時が経ちました。2011年3月11日、マグニチュード9.0という観測史上最大級の地震と、それに伴う巨大津波が東日本を襲い、多くの尊い命が奪われました。さらには原発事故による影響が広がり、住み慣れた故郷を離れざるを得ない人々が数多く生まれました。

あの日から14年が経った今も、震災によって失われたものの大きさを痛感し、愛する人を思い涙を流す方がいらっしゃいます。傷が完全に癒えることのない方々に寄り添い、希望を届けること——それが私たちオペレーション・ブレッシング・ジャパンの使命です。私たちはこれからも、一人でも多くの方が未来に向かって歩めるよう、祈りと支援を続けていきます。

オペレーション・ブレッシング・ジャパンの歩み

震災発生の翌日、アメリカ本部のOperation Blessing International(OBI)からドナルド・トムソン(現オペレーション・ブレッシング・ジャパン代表)に緊急支援の依頼が入りました。その瞬間から、多くの方の支えと協力のもと、私たちの支援活動が始まりました。緊急物資の提供から始まった支援は、やがて長期的な復興支援へと発展し、被災された方々に寄り添う形で続いています。

福島で生まれた新たな居場所——Blessing Room

2022夏休み特別お預かり ブレッシングクラブ

「原発事故の影響で外で遊べなくなった子どもたちのために、安全で安心できる居場所を作りたい」——その想いから生まれたのが、子どもの心のケア支援です。この取り組みは、福島県南相馬市の復興コミュニティスペース『Blessing Room』の設立へとつながり、現在は『放課後ブレッシングクラブ』として学童保育の場を提供しています。
この場所では、子どもたちが互いに愛し合い、許し合うことを学びながら、自分らしくいられる環境が整っています。「自分はそのままで愛されている、受け入れられている」——そう実感できる場を作ることが、子どもたちの成長にとってどれほど大切かを私たちは知っています。これからも、彼らが自信を持って未来へ進めるよう、寄り添い続けていきます。

ゴスペルが紡ぐ希望——RISE UP

復興コミュニティ支援の一環として誕生したゴスペル教室『RISE UP』。ここでは、共にゴスペルを歌うことで、震災の痛みを抱えた方々が元気を取り戻し、希望を見出しています。音楽が持つ力を信じ、歌声を通じて人と人がつながり、励まし合う場を創り続けています。
また、『放課後ブレッシングクラブ』では保護者の方々と共にイベントを開催し、地域の人々とのつながりを大切にしながら支援を続けています。一人ひとりの心に寄り添いながら、私たちはこれからも支援の輪を広げていきます。

RISE UPゴスペルクワイア

復興は今も続く——共に歩む未来へ

震災から14年が経った今も、被災地では長期的なサポートが求められ、解決すべき課題は山積しています。しかし、「諦めない」支援こそが、傷ついた心に寄り添い、未来へと希望をつなぐものだと私たちは信じています。
これからも共に歩み続けましょう。皆さまの尊いお祈りとご支援に、心より感謝いたします。

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