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【Rise Upゴスペル教室】わたしたちはひとつ

被災地から希望を発信しようと結成された南相馬Rise Upゴスペルクワイア。
今年の練習も早3回目となり、今日も20名近くのメンバーが、市内の商業施設に設けられたステージに続々と集まってくれました。
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クワイアの皆さんが今練習しているのは、ゴスペルの中でも世界で広く親しまれている曲「Make Us One」です。
韓国語やスペイン語など、いろんな言語に訳され人々に愛されています。
歌詞を読み込んで、曲に込められた意味を噛み締めるメンバーの皆さん。
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祈りの歌とも言われているこの曲は、「わたしたちを一つにしてください」という願いのメッセージが込められています。
ゴスペルクワイアのメンバーは、性別も年代もバラバラです。
お一人おひとりが震災によって様々な辛い体験をされ、受けた痛みも心の傷はメンバーによって異なることでしょう。

しかし、このゴスペル教室では、そうした様々な違いに捕われず、心の垣根を取り払って、メンバー全員が一つになっていく姿を見ることができます。
この曲を歌い終わった後、ある女性がスタッフに声をかけてくれました。
「英語が得意ではないけれど、歌っていて不思議と心がジワッと温かくなった気がしました。
皆さんと輪の中に入って歌うと、自然に力が湧いてくる感じがします。」
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練習中はたびたび笑い声が響き渡る場面も。

Rise Upゴスペル教室が開催されている南相馬市では、仮設住宅の解体、復興住宅の建設などによって、既存のコミュニティが変化し、人々との繋がりがますます薄れつつあります。
だからこそ、今一度住民が繋がりの輪を取り戻し、ひとつとなって震災から立ち上がっていく力を得ていくことが、なにより大切だと感じています。

震災からまもなく7年。
Rise Upゴスペルクワイアは、ますます気持ちを一つにして、地元だけに留まらず全国へと希望を発信して参ります。
今後もわたしたちの活動にご支援いただければ幸いです。

■支援の窓口
支援</p> <p>のお願い

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