安心して大人を頼ることができるように【南相馬市】
2014年7月4日(金) 福島県南相馬市の北町保育所で移動アート教室「あとりえホープ」を開きました。
5歳児、6歳児の元気な子ども達と約1時間半の創作の時間です。
年齢が小さい子どもの中には、針金入りのモールをハサミでうまく切れなかったり、両面テープに四苦八苦したりする姿も・・
でもいよいよ困ったときには、自分で「教えて」とか「これを付けるには何で貼ればいいの?」ときちんと言えました。
北町保育所の副所長は 「日頃から、本当に困ったときにSOSを伝えられるような子になって欲しいと考えています。 そういう意味で、今日は参加型のアクティビティで、初対面の大人に対する子どもたちの反応や態度が見れて良かったです」
また「みんな楽しそうに作っていますけど、この中には保護者を震災で亡くしている子どももいます。 でも、今日はみんなと同じ笑顔が見れて安心しました。」 とお話ししてくださいました。
被災地の子どもたちにとって、大人と触れ合う機会はとても大事なことなんだと改めて感じました。もっと社会を通して、大人から歩み寄って、もっと支えてあげられることはないのか 強く思った日となりました。
子どもが希望する未来像はどんなものか、私たちは子どもたちから学びたいと思います。