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【心のケア】来年の今頃どこに住んでいるのか分からない

2016年3月16日(水)宮城県登米市にある南方仮設住宅
まだまだ寒い東北ですが、春めいた日も多くなってきました。
この日は「かんたん体操&お茶会」を実施しました。

【心のケア】来年の今頃どこに住んでいるのか分からない

「風邪が流行っているけれど、皆さんお元気だったかな?」
久しぶりに会う方々の顔を思い浮かべながら私たちも準備を始めます。
開始時間が近づくにつれ、一人また一人と集会所に20名の皆さんが集まってきてくれました。

【心のケア】来年の今頃どこに住んでいるのか分からない

かんたん体操ではストレッチの後、ペアを組んで体操したり、簡単なゲーム形式で体操したりしましたが
頭の中の指示系統と体の動きが上手く合わずに、ちぐはぐな動きになってしまい
それぞれがお互い顔を見合わせて、大笑いです。

【心のケア】来年の今頃どこに住んでいるのか分からない

【心のケア】来年の今頃どこに住んでいるのか分からない

【心のケア】来年の今頃どこに住んでいるのか分からない

体操の後は、焼きたてワッフルやお菓子をいただきながらのお茶タイム。
皆さん、それぞれの近況や出来事を話したりして、よい時間を過ごすことができました。

【心のケア】来年の今頃どこに住んでいるのか分からない

【心のケア】来年の今頃どこに住んでいるのか分からない

この仮設住宅に住み始めてから親しくなったお友だちがいても、新しい土地への引越し予定があったり、別の仮設住宅に移らざるを得ない状況下にあったり・・・。
一人ひとりの事情や状況は、それぞれ違い、また心情は複雑です。

頭の中では、置かれた状況、環境、条件、制約は十分に理解していても、
気持ち(こころ)の面が、現実に対して、追いついていないのかもしれません。

「ここ3日間連続で、新居に引っ越す人たちを見送ったよ。喜ぶべきことだけれども、寂しいね。」
「来年の今頃は、どこに住んでいるのか分からないこと、先行きが見えないことが不安だよ。」

【心のケア】来年の今頃どこに住んでいるのか分からない

【心のケア】来年の今頃どこに住んでいるのか分からない

震災から5年が経った今でも、明日の生活基盤不安定な中で、明るく生きようとする姿がありました。
OBJは被災地のニーズを現場で見極めながら、活動に活かしていきます。

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