【インタビュー第1弾】OBJボランティア斉藤さん
福島でコミュニティ支援を行っているオペレーション・ブレッシング・ジャパンでは、多種多様なバックグラウンドを持った学生や社会人がボランティアとして多数在籍し、私たちの活動を支えています。これから定期的に、OBJで活躍しているボランティアのインタビュー記事や、活動の様子を紹介していきたいと思います。
初回は、RISE UPゴスペルクワイアに参加して2年を迎えた齊藤さんをご紹介します。
アルトパートを担当している彼女は、毎月2回のレッスンに欠かさず顔を出しています。福島の南相馬という地で、まさかゴスペルを習うことができるなんて思わなかったと話す彼女にとって、RISE UPゴスペルクワイアはもはや「生活の一部」だそうです。
「ゴスペルを一緒に歌う仲間たちやスタッフの皆さんが本当にあたたかくて、ここに来るとホッとします。そういう空間ってなかなかないと思う。」と齊藤さん。
また、ゴスペルが持つ不思議な力も同時に感じているそうです。
昨年お母様を亡くされた齊藤さんは、一時期心が空っぽになったような気持ちになり、毎日が辛かったそうです。暗いトンネルを歩いているような生活の中で、最初に聴きたいと思ったのが、ほかでもないゴスペルでした。
仲間と一緒に歌ったゴスペルが、彼女の心の中でいつの間にか支えになり、そして明日を生きる希望になったのです。
「今の世の中、誰かを批判したり、人のあら探しをしてばかり。SNSなどは発達したけど、心から人と喜びや楽しみを分かち合う機会は減っているように感じます。
でも、ここ(RISE UPゴスペルクワイア)は違う。ただゴスペルを歌うだけじゃなく、互いに心から励まし合う特別な場所です。
このゴスペルクワイアに出会えたことは、私にとって人生の宝であり、心の支えです。」
私たちが目指しているのは、歌の技術の向上だけでなく、メンバーひとり一人の心がゴスペルを通して癒され、「また明日もがんばろう」という力を得ることです。
福島の地から始まったゴスペルクワイアが、県内に留まらず、全国に希望を発信していけるよう、メンバーは今日も練習に励んでいます。
(インタビュアー:渡邉)
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