【福島:心のケア】つくる喜びや楽しさを子どもの心に育みたい
2016年1月22日金曜日は相馬市中央児童センターでオペレーション・ブレッシング・ジャパンの心のケア活動「あとりえほーぷ」を行いました。
この日のテーマは「飛び出すカードを作ってプレゼントをしよう!」
子どもたちは、教室に入ってくると「今日は何を作るの?」と言って大喜びです。
工作がスタートすると、みんな作業に集中している姿が印象的。
「こんな綺麗な飾り、初めて見たー。」とお友達と会話しているのが聞こえてきます。
欲しい飾りは、お互いに交換しあったり、ジャンケンしたりして分け合いっこしています。
それぞれに出来上がった作品を見て
「どうしてそんなに上手に出来るの?」
「そのテープの貼り方教えてほしい。」
と積極的に創作に取り組む姿がありました。
幼い時に震災と原発事故が起こり
被災中に親が受けていたストレスやプレッシャーを近くで感じて育った子どもたち・・
ある教育関係者は、長引くストレスと疲れから、親や大人にモチベーションが沸き起こらない心の状態が、子どもへも影響していると指摘します。
片付けの時間になった時にひとりの女の子が走ってきました。
「今日、このカード作れて本当に良かった!今日はお父さんの誕生日なんだよ。お父さんが帰ってきたら驚かせるんだー!」と目を輝かせてお話ししてくれました。
この児童センターの子どもたち自身の成長を感じています。
お互いに良い所を伝えられるようになったり、教えて欲しいと素直に表現できたり、自分の作品をみんなの前で発表出来るようになったりしています。
温かな気持をもって周囲が関わることで、子どもたちにもそのメッセージが届くと思いました。
これからも、継続的に関わっていけるよう今年も頑張りたいと思います。
福島の子ども達の未来の為に、皆様のご支援を宜しくお願い致します。