井戸の贈り物
4人の子をもつシングルマザーのモーさんは、これまでずっと、家族のために1人で水汲みをしてきました。彼女にとって、水汲みに費やす時間は、家の近くの水田で働くことができず、したがって、お金を稼ぐことができない時間でした。現金収入がなければ、子供たちに食事をさせることができません。
けれども、今日のモーさんは楽しそうです。村に新しい井戸が完成したからです。彼女は、井戸から出るきれいな水をいつでも使うことができるようになりました。この水で料理や洗濯や入浴ができるだけでなく、小さな家庭菜園に水やりをすることもできるのです。
「家の近くに井戸ができたことで、私自身も私の家族も楽に暮らせるようになりました」とモーさんは言います。「水が足りなくなることを心配せずに、必要なだけ使えるのですから」。
オペレーション・ブレッシングがこの村に掘った井戸はほかに4本あり、数百人の村人にきれいな水を提供しています。村に井戸があるということは、子供たちが水汲みに追われることなく学校に通うことができ、両親が農業や幼い子供の世話にもっと時間を割くことができ、村中の人々が健康になることを意味します。
モーさんは今、とても幸せだと言います。「水汲みの苦労が過去のものになったのです!」