【3月22日は世界水の日】
毎年3月22日は、国連が定めた「世界水の日」です。
1992年に国連総会で決定された「世界水の日」は、「水がとても大切であること、きれいで安全な水を使えるようにすることの重要性」について世界中の人々と一緒に考えるための日とされています。
この機会に水の問題を知って、自分たちにできることは何があるかを考えてみませんか。
日本では、水道を捻れば当たり前のように水を利用できますが、ここまで水道設備が整った国は世界的にも稀です。
水道からきれいな水が出ているにも関わらず、飲み水はスーパーやコンビニで買っている人も少なくありません。
それは世界的に見ると、とても贅沢な生活なのです。
世界人口の半数以上が水道を使えるようになった今なお、6億6300万人もの人々が安心して飲める水にアクセスできず、池や川、湖、整備されていない井戸などから水を汲んでいます。
発展途上国では水不足をはじめ、衛生状態の悪い水しか手に入らない人々が多く、感染症などによって命を落とすケースが後を絶ちません。
汚れた水を主原因とする下痢で命を落とす乳幼児は、年間30万人、毎日800人以上にものぼっています。
オペレーション・ブレッシングは、人々が感染症や病気のリスクを恐れることなく、安心して水を利用できる環境を整える活動を続けています。
【プエルトリコ】
昨年9月20日に上陸した大型ハリケーン「マリア」の影響で、大規模な洪水と島のほぼ全域での停電が発生したプエルトリコ。
飲み水は以前の2倍近く価格が高騰し、深刻な水不足が続いていました。
オペレーション・ブレッシングが可動式の浄水器を各被災地に設置したことにより、より多くの人々が安全な水にアクセスできるようになりました。
汚れや菌を除去する特殊なフィルターを使ったこの浄水器は、このような緊急災害時に非常に大きな力を発揮します。
【リベリア】
リベリアの小さな村落では、安全な水を手に入れることが非常に困難です。
そのため、水源を求めて何十キロもの長距離を歩かなければならず、たとえ見つけ出したとしても、それが感染症のリスクのない安全な水だという保障はありませんでした。
その結果、多くの村民が水系感染症にかかり、医師に診てもらうためさらに長い距離を移動しなければならない過酷な状況でした。
オペレーション・ブレッシングは、こうした村落に新しい井戸を掘る水プロジェクトを実施し、これまでに数百人もの人々が、気軽にかつ安心して水を利用できるようになりました。
私たちの暮らしに欠かせない水。
より多くの人々が安全な暮らしを送り、命を育んでいけるよう、私たちの活動をご支援いただければ幸いです。