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車椅子の贈り物

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サラの半生は苦労と忍耐ばかりでした。

彼女は14歳のときに車にひかれて左脚を失いました。それでも彼女は松葉杖をつき、どんなことでも健常者と同じようにやってきました。やがて大人になり、結婚して、ケイラとオベドという2人の子供にも恵まれました。

けれども夫は去っていきました。彼女は子供を育てるために、母親と一緒にベビー用品を売るささやかな店を開きました。

頑張る彼女を再び悲劇が襲いました。店に強盗が入り、置いてあったお金を奪われ、彼女自身も大怪我を負ったのです。怪我のせいで腕の力が低下した彼女は、松葉杖を使えなくなり、寝たきりに近い状態になってしまいました。

彼女は病床で、「車椅子さえあれば」と思っていたそうです。「でも、そんなお金はありませんでした」。

家の外に出られなければ、腕の力を回復させるための理学療法を受けに行くこともできません。仕事に復帰するどころか、再び自由に動けるようになることさえ絶望的に思われました。

そんなサラに、思いがけない贈り物がもたらされました。彼女が苦しい状況に置かれていることを知ったオペレーション・ブレッシングのチームが、協力団体のフリー・ホイールチェア・ミッション(Free Wheelchair Mission:FWM)を通じて、無料の車椅子を持ってきたのです。

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「家に届けられたこの贈り物を見て、神様は私をお見捨てになっていないと確信しました」と彼女は言います。「私はこの車椅子で理学療法を受けに行き、すぐにまた歩けるようになります」。

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