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【ニカラグア】絶望の中で陶器に希望を見た女性

【ニカラグア】絶望の中で陶器に希望を見た女性

オペレーション・ブレッシングの使命は苦難の連鎖を断ち切ることで、人々が自立し希望を持てるようにすることです。

ニカラグアの小さな村にある「希望の家」には、陶器製品の製作と販売を通して、自分たちの生活の向上に努める女性たちが働いています。
このプログラムに取り組んでいる女性たちは、以前、人身売買され過酷な環境の中で生活していた人々です。
現在は生活を安定させるために充分な収入を得られるよう、品質のよい製品を生産することに力を注いでいます。

当初この女性たちが働いていた建物はかなり荒廃し、充分な生産量を確保することが難しい状態でした。
そこでオペレーション・ブレッシングは、支援の一環として「希望の家」の女性たちに新たな陶器製作所を提供しました。
「希望の家」の女性陣とオペレーション・ブレッシングのチームは、基礎土台となる地面を掘り、地震に強い建物にするため耐震構造の補強を行いました。
壁には手作業で漆喰が塗られ、頑丈なコンリート張りの床に、正面の扉がつけられ、亜鉛メッキ処理された屋根が溶接されました。

ナタリア※さんは、以前売春婦として働かされていましたが、自分と7人の子どもたちのためにより良い人生を求めて、2007年から希望の家で働き始めました。
現在は、繊細で巧みな技術によって作られた自分の製品を自信をもって販売し、家族を支えていくための収入を日々得ています。

さらに2012年から、ナタリアさんはこの施設の陶器制作プログラムのリーダーとして働いています。
彼女は積極的に生産作業に従事し、場合によっては制作プログラムの指導者として重要な役回りを任せられることもあります。

オペレーション・ブレッシングが「希望の家」の陶器制作プログラムを支援したことにより、ナタリアさんの経済状況はさらに安定し、2人の幼い孫たちを含めた家族全員を養うことができるようになりました。
貧困と売春の悪循環を断ち、ニカラグアの女性たちや将来生まれる子どもたちがより良い生活を築いていけるよう、今後もこのプログラムは継続されていきます。

※個人情報保護の観点から、名前は変更されています。

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