令和8年熊本地震|水とともに届ける安心――現地活動2日目
令和8年熊本地震の発生を受け、熊本県内で活動を続けているOBJ災害支援チーム。現地入りから2日目となる8月4日は、関係団体が実施する給水支援をサポートしました。
いまも続く、断水下での暮らし
内閣府が公表した8月5日午前8時現在の情報によると、人的被害は165名にのぼり、38名の方が亡くなられ、127名が負傷しています。住宅被害は全半壊・一部破損を合わせて7,820棟。熊本県内139か所の避難所では、7,000名を超える方々が避難生活を送っています。
ライフラインへの影響も続いています。4県で最大約10万8,100戸に断水が発生し、熊本県内では現在も約4万4,000戸で水道を利用できない状況です。各地へ給水車が派遣され、生活に欠かせない水を届ける活動が続けられています。
電力は復旧した一方、一部地域の都市ガスは安全確認に1~2週間程度を要する見通しです。通信サービスは発災直後に影響が生じ、「00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)」の無料開放や災害用伝言ダイヤルの運用が行われましたが、現在はおおむね復旧しています。
※被害状況は速報値であり、今後変更される場合があります。
出典:内閣府「令和8年熊本地震に係る被害状況等について」(8月5日8:00現在)
給水に訪れた方へ、一人ひとり手渡しで
この日、OBJスタッフは関係団体による給水支援の現場に加わり、給水に訪れた住民の方々へ飲料水を手渡しました。
断水が続けば、飲み水だけでなく、調理や洗濯、入浴、トイレなど、暮らしのあらゆる場面に影響が及びます。連日の厳しい暑さのなか、水を確保するために外出し、運ぶことは、高齢の方をはじめ被災された方々にとって大きな負担です。
給水に来られた一人の高齢の女性は、こう話してくださいました。
「毎日大変だけど、こうして遠くから応援に来てくれる人がいることが本当にありがたい」
「来てくれるだけでも安心します」
短い時間ではありましたが、不安を抱えながら生活されている方々の声を直接伺うことができました。

熊本地震被災地にて

道路には亀裂、地割れがみられるところも
被災生活が長引くにつれ、必要になるのは物資だけではありません。遠くからでも気にかけている人がいること、困難な状況をともに受け止める人がいること。そうした人とのつながりや寄り添いもまた、被災された方の安心を支える力になります。
目の前の必要に応えるとともに、一人ひとりの声に耳を傾けること。その積み重ねを大切にしながら、OBJは現地での活動を進めています。
厳しい暑さのなか、必要とされる支援を
現地では連日、最高気温が35度を超える危険な暑さが続いています。断水や避難生活による疲労が重なるなか、被災された方々の体調悪化や熱中症も懸念されます。
私たちは引き続き、現地の行政や関係団体と連携し、その時々に必要とされる役割を担っていきます。
被災された方々の暮らしに水を届け、孤立や不安を少しでも和らげるために。

今回の地震により倒壊した建物

傷ついた家、人、地域。その一つひとつに癒やしが与えられ、回復への歩みが始まりますように。
熊本地震緊急支援にご協力ください
現地での給水支援をはじめ、スタッフの派遣・移動、状況確認、今後必要となる物資や生活支援を継続するためには、皆さまのお力が必要です。
すでに温かいご支援をお寄せくださった皆さまに、心より感謝申し上げます。被災された方々の安心と生活の回復を支えるため、引き続き熊本地震緊急支援へのご協力をお願いいたします。


