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台風6号に対するOBJの備えと対応

気象庁や各報道機関は、沖縄接近時には強い勢力を維持したまま北上し、その後も東日本太平洋側に接近する見込みであるとして警戒を呼びかけていました。
実際に東京都内では善福寺川の氾濫危険情報が発表されるなど、各地で緊張感の高まる状況となりました。

台風6号 に対する備え

OBJでは、台風の進路が日本接近コースとなることが予測された段階から緊急災害対応体制へ移行し、情報収集と関係機関との連携確認をいたしました。
特に6月3日朝の時点では、

・和歌山県古座川水系の氾濫
・東京都善福寺川の氾濫危険
・伊豆半島周辺での線状降水帯発生リスク

など、複数の重大な懸念事項が同時に発生しており、状況を注視していました。

災害対応において重要なのは、被害が発生してから動くことではありません。
発災の可能性が高まった段階で状況を把握し、支援の必要性を見極めながら、いつでも出動できる状態を整えておくことも重要な活動です。


今回OBJでは

・台風の進路上にある関係機関への注意喚起
・災害福祉支援チームとの連携確認
・医療支援ネットワークとの連携確認
・出動判断基準の再整理

を実施しました。

また、現在も支援活動を継続している愛知県庄内川流域や、線状降水帯による大雨が懸念された土石流災害の被災地の熱海市などについても状況確認を行い、必要に応じて支援へ移行できる体制を整えました。

6月3日17時02分、気象庁が発表した「全般気象解説情報(台風第6号)第26号」の情報をもって、台風6号に関する全般気象解説情報は終了となりました。

今回の対応を振り返ると、結果としてOBJが対応を要する大規模な人的被害や広域災害は確認されませんでした。
しかし、災害対応において最も望ましいのは、十分な備えによって被害が最小限に抑えられることです。
必要な連携が確認され、情報共有が行われ、関係者の安全が守られた結果として出動の必要がなかったのであれば、それもまた一つの災害対応の成果だと私たちは考えています。


OBJはこれまで、東日本大震災、熊本地震、千葉・長野での台風災害、能登半島地震など、
さまざまな災害現場で支援活動に携わってきました。

丸森町 令和元年台風19号

過去の台風で被害のあった、丸森町 令和元年台風19号

経験から学んだことは、「発災後の支援」と同じくらい、「発災前の備え」が重要であるということです。

現在OBJでは、各地域でBCP(事業継続計画)の策定支援や防災ワークショップを実施しています。
災害が起きてから何をするかだけではなく、災害が起きる前に誰とつながり、どのように助け合うのかを地域ごとに考える取り組みです。

こうした備えの活動は、災害が発生した時だけ見えるものではありません。しかし、いざという時に迅速な支援を届けるためには、日ごろからの準備と継続的な体制維持が欠かせません。

皆さまからいただくご支援は、災害発生後の支援活動だけでなく、このような平時の情報収集や関係機関との連携、出動体制の維持にも活かされています。

被害を最小限に抑えるための備えもまた、私たちの大切な使命です。
これからもOBJは、地域とともに災害への備えを進めながら、必要な時には迅速に支援を届けられる体制づくりを続けてまいります。


防災について、一緒に考えてみませんか

防災に完璧な備えはありません。
だからこそ、非常袋や備蓄だけでなく、家族や地域とのつながりについても、日頃から考えておくことが大切です。

防災セミナー

OBJでは6月24日(水)19時より、家庭防災をテーマとしたオンライン防災ワークショップを開催します。
被災経験や支援現場での学びをもとに、「わが家の備え」について一緒に考えてみませんか。

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