【熱海市土砂災害】お友達と遊ぶことができないカイト君、絵本の宅配便で笑顔に!
OBJ支援チームが、かいと君(仮名)と出会ったのは8月初旬の頃でした。

「僕にも絵本の宅配便がきた!!」
土石流による傷跡が真下に見えるお家でご家族が家の中の掃除をしていたところ、窓外を眺めているかいと君を見つけました。
毎週開催の「伊豆山キッズクラブ」にお誘いしたところ、免疫力が弱い難病のため、ほかの子どもと一緒に遊ぶことが難しいのだと、ご家族からお話をお伺いしました。

全国から届いた絵本の数々「選ぶだけでもとっても楽しい!」
そこで私たちは「絵本の宅配便」で車に積んでいた数々の絵本を運び、実際に手に取って選んでもらうことにしました。
働く車が大好きなかいと君は、くるまの図鑑とそのDVDを真っ先に手に取って、うれしそうな笑顔に!

かいと君の「絵本の宅配便」が定期便に
この日をきっかけに、在宅治療を受ける児童の訪問看護をしている看護士にも参加してもらい、定期的にお宅を訪問し、かいと君に絵本を貸し出しています。

感染症対策として1冊1冊、丁寧に消毒しています
絵本は一冊一冊、丁寧に消毒しています!

安心して気持ちよく読んでもらえますように
また公民館では、近くのバス停で降車した小学生が訪れ、絵本を借りていってくれました。
「この絵本きれいな色~!」「選ぶのも楽しい!」と話してくれました。
このような些細な会話や子供たちの笑顔が、支援を続けていく私たちの喜びでもあります。
元気に通う子ども達の一方、感染症のために子ども同士遊ぶことができない子たちがいます。
そのことを覚え、被災後の混乱の中、寂しさを抱えた一人一人を支えていく、そんな支援を私たちは目指しています。
熱海市伊豆山地区の支援活動は下記パートナー団体の協力により実施しています(あいうえお順)。
一般社団法人クラッシュジャパン
公益財団法人 日本YMCA同盟国際青少年センター YMCA東山荘
社会福祉法人 十字の園
社会福祉法人ミッションからしだね
一般財団法人日本国際飢餓対策機構(JIFH)
ACT japanフォーラム
生活復旧支援への資金を必要としています。皆さまのご協力をよろしくお願いいたします。
オペレーション・ブレッシング・ジャパンは、社会課題の解決を組織第一の使命とし、被災地からの支援要請および支援ニーズに基づき活動する特定非営利活動法人です。45の日本の国際NGOが加盟するジャパン・プラットフォーム(JPF)が作成している「新型コロナウイルスの感染が懸念される状況におけるNPO等の災害対応ガイドライン」を遵守し支援活動を行っています。