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【アメリカ ルイジアナ州】世界初のキリスト教航空会社をめざす航空団体

ルイジアナ州シュリーブポート

新型コロナウイルスは主要な航空会社に大きな打撃を与えていますが、ルイジアナ州シュリーブポートを拠点とする航空宣教団体ジュダ・ワン(Judah 1)は違います。私たちオペレーション・ブレッシングをはじめとした人道支援団体は、これまで多くのサポートをジュダ・ワンから受けてきました。

ジュダ・ワンの設立者で会長のエベレット・アーロン氏は、団体のミッションについて次のように語っています。
「イエスは大宣教命令として、全世界に行って、すべての造られたものに福音を宣べ伝えるように言われました。私たちはその命に従って、宣教師に翼を授けています。」

ジュダ・ワンは現在、格納庫に数機の小型飛行機を所有していますが、将来的には宣教師と貨物を世界中に輸送できる各種商用機を揃えることを計画しています。
「今は、10から12人の小さなチームを宣教の地に運んでいます。米国連邦航空規則に準ずる大型機運用に関する認可を受けることができれば、将来的にマクドネル・ダグラスMP83型機で136人までの大きなチームと7700kgの貨物を輸送できるようになります。」

昨年9月、ハリケーン「ドリアン」がバハマに上陸したときには、CBNのオペレーション・ブレッシングがジュダ・ワンの協力を得て現地に赴き、被災者を支援することができました。
「ドリアンのような自然災害の際には、速やかに現場に到着する必要があります。オペレーション・ブレッシングからの最初の連絡は、『チームを速やかに現地入りさせたいのですが、手伝ってくれますか?』でした。そうした場面で活躍するのが小型ジェット機です。大型機が乗り入れることのできる主要な空港は災害時には開いていないことが多いですから」とアーロン氏。

彼らは甚大な被害を受けた島々に、オペレーション・ブレッシングのスタッフと、浄水装置、塩素、生活必需品、医療支援物資などを運びました。
アーロン氏は、生涯の使命を果たすようにという神からの召命を受け、1994年にジュダ・ワンを設立したといいます。

アーロン氏は、そのときのことをこう振り返りました。
「ある日こういう飛行機が、見渡すかぎり何百機も並んでいる映像が頭に浮かんできました。
飛行機には食料と医療品、聖書がいっぱいに積まれていました。エンジンはかかっていて、コックピットにはクルー、客室には客室乗務員がいました。離陸の準備が整ったと同時に、私の胸は高鳴りました。
この飛行機が宣教師のためのもので、任務地に物資を届けに行くことがわかったからです。」

飛行機の外には宣教師のチームが並んでいるのが見えましたが、搭乗している人は1人もいなかったといいます。
アーロン氏は聖霊の嘆きを感じ、なぜ誰も動いていないのですかと神に尋ねると、次のような答えがあったと言います。

「主は、『この人たちは誰も動かない』と言われました。私にはそれが、宣教師だけではなく、パイロットも客室乗務員も整備士も、飛行機にかかわるすべての人をさしていることがわかりました。
『あなたが飛行機を用意しないかぎり、この人たちは使命を果たすことができない。飛行機を用意することが、あなたの生涯の使命なのだ』と言われたのです」。

アーロン氏は、2021年にジュダ・ワンを民間非営利組織から世界初のキリスト教航空会社にしたいと考えています。
「世界初のキリスト教航空会社になれば、私たちは世界中どこへでも行き、なんでもできるようになります。私たち自身にとっても大きな扉が開かれることになります。
私たちの目標は、航空会社になって宣教師を運ぶことだけではありません。独自のフライトスクールを開校し、宣教パイロットを養成することで、世界の人々のためにより多くのことができるようにしたいのです。」

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