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【ヨルダン】暗闇の中に生きるクリスチャン難民に支援を
もしあなたが同じ立場に立たされたらどう感じるか、今からのお話を想像してみて下さい。
恐ろしい暴力で、あなたの生まれ故郷をイスラム過激派が制圧したとします。一握りの所持品を持ち家族を連れて、ある日突然逃亡中のクリスチャンの難民になってしまいました。
絶望的な恐怖に襲われながら、一晩中暗い道を逃げ回り、多くの人々が道中で命を落としました。
最終的に、信仰的な自由を受け入れてくれる近隣の国ヨルダンの安全な場所にたどりつき、安堵の深いため息をつきました。
しかし、そこで悪夢が終わったわけではありません。
新しく住むことになった国では、援助を受けられる難民資格を承認してくれません。同時に、住民資格、労働許可、子どもたちが学校教育を受ける資格も認められないのです。
ヨルダンでは、そのような背景をもつ何千というクリスチャン家族が「ゲスト」と呼ばれ、難民資格が認められるまでわずかな権利しか与えられません。故郷から持ってきたほんのわずかな貯金も底をつき、今日をどう生き抜くかを考えなければならない日々が何年間も続くのです。
これが、現在も多くのクリスチャンの難民が直面している厳しい現実です。
テログループの酷い迫害を脱出しても、イラクやシリアといった故郷は破壊を受け続け、いつ帰れるか全くわからない状態です。両国のクリスチャンは、自分たちの信仰のために苦しみを受け続けています。
ヨルダンという国で、難民としての立場は非常に不安定な状態になっており、彼らは多くの援助を必要としているのです。
オペレーション・ブレッシングは、皆様のご支援を通して、そうしたクリスチャンに難民一人ひとりに助けの手を差し伸べています。
食料、生活必需品、医療の提供など、生きるには欠かせない支援を、皆様の尊い寄付で現地に届けることができました。
また、教育を受けられない難民の子どもたちに対しては、クリスチャンの学校を設立する援助も行いました。
新型コロナウイルスのただなかにあって、クリスチャン難民は食料に恵まれ続け、子どもたちは学校の授業を受けることができています。
私たちは、ケニアやパキスタンにも支援の手を広げ、クリスチャン難民に希望と励ましを与える活動を行っています。
世界中がコロナウイルスによって困難に直面しているなか、私たちは支援の手が最も届きにくいところへ、手を差し伸べ続けます。