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【平成30年7月豪雨から3年】スピードが要!床下の泥を取り除き洗浄、乾燥させるハウス・クリーニング支援

2018年、6月の終わりから7月にかけて全国的な被害をもたらせた集中豪雨。
岡山県倉敷市真備町では河川が氾濫し堤防が決壊、
浸水最大5.4メートル、50人を超える方がなくなりました。

被害を受けられた皆さま、今なお生活再建の途上にある方々に心からお見舞い申し上げます。

浸水範囲は真備町の4分の1にあたる1,200ヘクタールに及び、
当初、被災された多くの方は「何から手をつけていいのかわからない」と途方に暮れておられました。

私たちは避難所へ支援物資を運びながらニーズ調査を行い、
泥水が流れ込んだ家を清掃するハウスクリーニング支援を開始。

ハウスクリーニング

「田んぼからの水は栄養素が高い土が入っていると思うんですよね。すると床下で発酵し、周りの木材を腐らせてしまう可能性が高いです。
よって、ボランティアの方々が支援できる方法というのは、濡れた床板を外し、床下の泥をとり洗浄した上で家の中を乾燥させるいうことから始まると思います。」
宮城県仙台市で住宅建設業を営む専門家の方より、東日本大震災での被災経験を活かしたアドバイスをいただきながら、1軒1軒心を込めてクリーニングさせていただきました。

ハウスクリーニング 花田助産院

奥様とともに夢を紡いできた花田助産院も2階まで浸水し、
「助産院が泥に汚れていくのは見るのも辛かった」と涙ながらにおっしゃっていたお父さん。
ここでは再開へ向けて徹底した清潔さを求めた作業となりました。

真備町 コーヒーハウスごじとま

真備町の方々の憩いの場「コーヒーハウス ごじとま」の皆さんも一緒にクリーニングを実施、
5か月後には一部の営業が再開できるほどに。

泥の掻き出し、浸水した家屋のクリーニングは重労働で、とても家主さんだけでできるものではありません。
しかしながら大雨の時期は暑い季節でもあり、カビ発生を防ぐために迅速な対応が必要となります。
ボランティアチームによるハウス・クリーニング支援は被災した方々にとても喜ばれ、
多くの人が支援に携わっていることが被災地に希望を与える、ということを改めて実感した支援活動となりました。

「被災された方々が回復される姿を見ていくのが、私達の喜びの一つであったりもします。
お部屋一つ一つがキレイになっていくと、家主の方の顔がパッと明るくなるんですね。
そのことによって、心が癒されていく、そういう姿を見ることができていると思っています。」
(OBJ支援チーム談)

オペレーション・ブレッシング・ジャパンは被災された方々との対話を大切にし、
緊急支援活動を通して愛と希望を届けていきます。

詳しくはぜひ動画をご覧ください。

オペレーション・ブレッシング・ジャパンは7月4日から静岡県に災害支援チームを派遣し、「令和3年7月豪雨」の寄付窓口を開設しました。
引き続き、迅速かつ的確な災害対応に取り組んで参りますので、皆様のご支援をどうぞよろしくお願いします!

緊急災害支援活動に寄付する

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