【宮城・福島地震】「ミルクや離乳食つくれず」子育てサロンと連携した給水支援・相馬市

2022年3月21日㈪、断水が続く福島県相馬市で活動されている「子育てサロンこはるびより」の皆さんへ、飲料水120ℓ分をお届けしました。
普段からひとり親世帯の声を聴き取り、フードパントリーや育児相談、居場所づくりなどを行っているこはるびよりの皆さん。代表の中村さんが地域の子育て世帯の支援ニーズを聴き取ってくださり、断水で赤ちゃんのミルクや離乳食がつくれず困っている人たちと、私たちオペレーション・ブレッシング・ジャパンを繋げてくださいました。

市内でも給水車が配置されているものの、妊婦さんや小さな子どもを持つご家庭は給水の列に立ち続けるのは困難です。
ひとり1人の生活状況に応じた支援を行うには、平常時からつながって関係性ができている市民活動団体の方々の存在が欠かせません。
今回足を運んでくれたお母さん方は、こはるびよりさんからフードパントリーの食料と、私たちからの飲料水を受け取り、緊張の糸が解けたようにホッとした笑顔で帰っていかれました。

家屋損壊や配水管の破損被害が深刻な相馬市・南相馬市鹿島区。
オペレーション・ブレッシング・ジャパンは、自らSOSを発信できない高齢者や、小さな子どもをもつ世帯、ひとり親世帯、障がい者の方などが支援の受け皿から零れてしまうことがないよう、地域の市民活動団体と情報共有を行いながら両市内での支援ニーズへの対応を続けています。

継続的サポートのおかげで、今回のように発災直後より機動力を持って支援を開始することができています。
災害多発時代、将来の緊急支援のためにもぜひ、継続支援にご協力ください！