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【仙台青空会】社会的孤立が深まる時代に希望届けるクリスマス会開催

オペレーション・ブレッシング・ジャパンでは、毎月仙台勾当台公園で生活困窮者を対象とした炊き出し支援を行っています。今月13日(土)、私たちは特別なクリスマス会を開催しました。物価高による経済的困窮だけでなく、社会的孤立が深刻化する中、人と人がつながり、笑顔が生まれる場所を作りたい。その思いを胸に、足を運ぶ方々が身も心も満たされるようなイベントを企画しました。

当日は朝からスタッフやボランティアが集いセッティングを開始。会場には3メートルもの大きなクリスマスツリーを配置し、キラキラと輝くオーナメントやカラフルなテーブルクロスで装飾するなど、そこにいるだけで心が華やぐ空間になるよう準備を進めていきます。すべての作業が完了すると、スタッフ一同「この時間が集われるひとりひとりにとって喜びと希望のひと時となるように」と祈り、心を一つにしてクリスマス会がスタートしました。
青空会クリスマス会2024
青空会クリスマス会2024

会場には受付開始前から多くの方々が集まり、参加者は最終的に80名近くに!高校生たちのエネルギッシュなダンスパフォーマンスが披露されると拍手が沸き起こり、大学生たちによるお笑いステージでは会場が笑い声に包まれました。能登支援でもご協力いただいているミュージシャンのポールMさんと奥様のシオンさんのコンサートでは、その素晴らしい歌声に会場全体が穏やかな感情で満たされ、用意された多彩なプログラムに会場のあちこちから楽しげな声が聞こえてきました。

青空会クリスマス会2024

お待ちかねの食事タイムは、温かい料理やデザートを自由に取ることができるビュッフェスタイル。参加者は思い思いに食事を楽しみながら、「おいしいね!」「楽しいイベントだね」と会話を弾ませている姿が印象的でした。
青空会クリスマス会2024青空会クリスマス会2024

また、クリスマスメッセージでは、イエス・キリストの誕生やそこに示される愛について伝えられました。
青空会クリスマス会2024

イベントの締めくくりには、一人ひとりにお米やお菓子、ドライフーズ、そして心を込めたクリスマスカードが詰まったバッグをプレゼント。受け取った方々からは「こんなに楽しい時間は久しぶりでした」「また来年も必ず来たいと思います」と笑顔がこぼれ、その表情に私たちスタッフとボランティアの胸も熱くなりました。

今回のクリスマス会を実現することができたのは、物資・寄付をしてくださった皆さまの心温まるご支援の力によるものです。そして、準備や運営を支えてくださったプレイズ・コミュニティ・チャーチ(青空会)仙台ワイワム(YWAM)宣教チーム、OM(Operation Mobilisation)宣教団体、いこいの汀教会、ボランティアの方々のお働きに、心から御礼申し上げます。

クリスマスは、多くの人にとって家族や大切な人と過ごす特別な時間ですが、残念ながらその温かな輪の外で、孤独に過ごす方々も少なくありません。家族や地域とのつながりを失い、孤立の中で助けを求める声すら上げられない方々がいます。
今回のクリスマス会の目的のひとつは、炊き出しや私たちの活動を知っていただき、困難を抱える方々がコミュニティとつながるきっかけを作ることです。このつながりが、困難の中で誰かが発するSOSを受け止める架け橋となることを心から願っています。

私たちはこれからも、生活に困難を抱える方々が孤立から抜け出し、人や地域とのつながりを取り戻せる「居場所」を提供し続けます。この活動がさらに多くの笑顔と希望を生み出すよう、皆さまの温かな祈りとご支援をお願い申し上げます。


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