【仙台　炊き出し支援】食事と賛美にお腹もこころも満たされて

東北も梅雨入りし、曇天が続いています。昨日も天気が心配でしたが、準備中に降っていた雨も止み、青空のもとで「青空会」のお弁当配りを実施することができました。

ステージ前で演奏されていた賛美を嬉しそうに聴いていたご婦人Ｋさん、参加は3回目とのこと。
複雑な事情によりご家族と離れてから数年、街中のあまり安心とも言えないアパートに一人で暮らしています。田舎育ちで自然大好き、本来は活発な性格だというKさんですが、今は公園の落ち葉を踏みしめる音や噴水の水音に耳を傾けることが精一杯なのだそう。
「たまたま公園で見かけて賛美に耳を傾けていたところ、頂いた温かいスープがとても美味しかった。最初に話かけてくれた方がとても気持ちのよい方で、お話をよく聞いてくださり、心もお腹もいっぱいになったんです。
それから、これ（青空会）がある日は音楽とお話を楽しみにしています」

一見、何も不自由のないように見えるKさんでしたが、お話をよく聞いてみると、複雑なご家庭事情、罪責感、後悔を抱え、心の中も、経済的にも苦しい状況であることが分かりました。同時に、お子さん達への愛情や、「また自然豊かなところに戻りたい」という希望があることも。
「次回を心の支えに、毎日頑張ります」と仰っていました。

この日は準備した50人分の食料やお弁当を提供し、15人ほどの方々のお話を伺いました。経済的、物理的な生活困窮にくわえ、人間関係に課題を抱えているために生活が苦しくなった方々が増えているように感じます。
食品や生活用品の提供とともに、そうした人たちの心が解放され、生きる希望を見つけられるよう活動を続けていきたいと思います。
お米、レトルトパックのご飯、カロリーメイトなどの栄養食品、個装のお菓子やカップ麺などがあると大変助かります。皆様のご支援をどうぞよろしくお願いいたします！

お弁当配りと炊き出し支援は、プレイズコミュニティチャーチ（青空会）、仙台ワイワム（YWAM）宣教チーム、OM（Operation Mobilisation）宣教団体、いこいの汀教会 の方々、牧師や宣教師、多くのボランティアの方々のご協力により実施しています。