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【令和3年7月豪雨】炎天下の熱海・在宅避難者へお弁当をお届け

2021年7月3日の土石流被害から10日で1週間。熱海市伊豆山地区は数日ぶりに晴れ間が広がり、今年一番の暑さを記録しました。

伊豆山地区の一部では現在も断水が続き、車両やバスなどの移動手段を失くした人々の生活に大きな影響が出ています。
この地区では高齢者世帯の比率が高く、傾斜の激しい坂道が多い地形ゆえに、給水所や物資を配布している公民館に足を運ぶことができない人々が支援から取り残されています。
災害支援チームは、町内会の方々からの要請を受け、仲道地区の在宅避難者のもとへ朝食と昼食のお弁当を配達しました。

令和3年7月豪雨熱海土石流

車両が入れない地域に徒歩で入り、長く続く坂道を上り下りして、スタッフも気が付けば汗でびっしょり。
30℃を超える気温のなか、おひとりお一人のお宅へお弁当を直接お渡しすることができました。

また、公民館へ戻った後は、町内会の皆さん、ボランティアの方と各地から寄せられた物資を世帯ごとに小分けにし、配布準備を行いました。
町内会の方々も、連日の物資配布の運営業務で多忙を極め、心身ともに疲弊されています。少しでも支援者の皆さんを支えられるよう、私たちは公民館での町内会放送を担当したり、要望のあった食料品を調達するなどしてサポートを行っています。

飲料水のほかにも缶の野菜ジュース、果物ジュース、パン等を搬入。蓄積した疲労を少しでも癒してもらえればと甘い菓子パンもお届けし、地元の方々に大変喜んでいただきました。

町内会役員の方の話によると、今日からすこしずつ避難所に避難している住民の一時帰宅が始まるとのこと。
「特に公的支援の手が届きにくい独居高齢者や経済困難者、知的ハンディを持っている方が孤立しないか心配。みんな疲れも出てきているなかで、オペレーション・ブレッシング・ジャパンが現場の支援者とコミュニケーションを取って、臨機応変に動いてくださっていることに感謝です。」と話してくださいました。

オペレーション・ブレッシング・ジャパンでは、引き続き町内会と話し合いを進めながら、一時帰宅者や在宅避難者への支援を継続する方針です。
また、現場の活動を支えておられる町内会をはじめとした支援者の方々も支えられるよう、協力体制を強めて現場のニーズに迅速に対応して参ります。

誰一人取り残さない災害支援に、引き続き皆様のご支援をよろしくお願いします。

緊急災害支援活動に寄付する

熱海市以外でも、九州3県で大雨注意報、一部に警戒レベル5が発令されるなど、広範囲で水害のリスクが高まっています。
オペレーション・ブレッシング・ジャパンは、本部スタッフが該当する地域の関係先と連絡をとりながら災害情報を注視し、次の行動に向けて準備を始めています。
対象地域にお住いの方は、今のうちにハザードマップや非常用の持ち出し防災グッズを確認するなど、万全の態勢でお気をつけください。

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