【福島:復興支援】響け歌声!南相馬市から発信する希望の歌
会場の一室から響いてくる軽快なピアノのメロディと、重なり合った美しい歌声のハーモニー。
オペレーション・ブレッシング・ジャパンが立ち上げたゴスペルクワイヤ「Rise Up」のレッスンが、サン・ライフ南相馬で開催されました。
外は土砂降りだったにも関わらず、「楽しみにしてきました」と多くの方が参加してくださいました。
今回は、仙台ゴスペルフェスティバルの実行委員長である永井信義先生をお招きし、パワフルで笑顔溢れるレッスン指導をしていただきました。
仙台ゴスペルフェスティバルとは、2001年に初開催された国内最大規模のストリート音楽祭で、今年で16回目を迎えます。
全国各地から100にも上る音楽グループが仙台に集い、10箇所以上の会場でゴスペルの歌声を響かせる東北の一大イベントです。
そのゴスペルフェスティバルの委員長を務める傍ら、ご自身もゴスペルクワイヤの指揮をされる永井先生。
震災前から南相馬市の町中を度々車で通っていた永井先生は、当時の様子を次のように語ってくれました。
「震災直後の南相馬は、私が今まで知っていた町とは思えないほど静まり返っていました。誰も住んでいないんじゃないかと思うほど、町全体が暗い雰囲気に包まれ、倒壊した家屋が手つかずのままで放置されていて、胸がひどく痛みました。」
現在は復興マンションの建設が進み、南相馬市の人口は震災前の8割ほどに回復しましたが、一旦失われた人々の繋がりを回復させることは簡単なことではありません。
オペレーション・ブレッシング・ジャパンが立ち上げた「Rise Up ゴスペル教室」は、南相馬市の地域コミュニティを活性化させ、住民同士の繋がりを再創造することを目的として始まりました。
そして今、このゴスペル教室は「仲間と出会う場所、そして励まし合う場所」となっています。
仙台ゴスペルフェスティバル出場に向け、歌声をひとつにして一生懸命練習するメンバーの皆さん。
このゴスペル教室では、歌うことの楽しさ、そしてハーモニーを作り出すことの面白さを、みんなで一緒に共有しながら練習していきます。
そしてそうした気持ちを分かち合う喜びが、人々に立ち上がる力と笑顔をもたらして行くのです。
自分たちで立ち上がろうとする福島の方々の背中を支えていきたい。
ゴスペル教室「Rise Up」には、そうしたオペレーション・ブレッシング・ジャパンの使命が込められています。
「人がつながる場」を創出し、豊かなふるさとづくりに貢献していくこと。
それが、オペレーション・ブレッシング・ジャパンの目指す真の「復興支援」です。
皆さんも、この支援の輪に一緒に参加しませんか?
■福島復興 支援の窓口