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「ふれあい」の大切さ -心のケア プログラム

 

「ふれあいタイム」という心のケア
「ふれあいタイム」という心のケア

 

2014年5月16日と17日は「ふれあいタイム」と題して、心のケアを登米市南方仮設と南相馬市寺内第二仮設でおこないました。

初日の登米市南方仮設では 強風の中にも関わらず20名の方が参加してくださいました。

規模の大きな仮設住宅のため、お互いにほとんど話しをした事が無いという方も多く、みなさんすこし緊張気味。

まずはリラックスしていただこうとペアになって童謡のリズムに合わせたストレッチでスタート。

みんなでゆっくりストレッチ

みんなでゆっくりストレッチ

その後、腹式呼吸の紹介と日常生活で簡単に取り入れられる【肩こりと腰痛予防】の体操をしました。 椅子や床に座ってゆったりとした動きの中で筋肉も気持ちもだんだんほぐれていくのです。

普段使わない部分を意識して動かしたので、体操を始めてから間もなく 「なんか、熱くなってきた」と上着を脱ぐ方も! いい感じ!です。

おたのしみのお茶会

おたのしみのお茶会

さて体操のあとはおたのしみのお茶会です。 1時間も身体を充分に動かしたせいもあって、冷たい飲み物とスタッフ手作りの「焼きたてワッフル」が大盛況♪

テーブルでは初対面の方々が自己紹介を始める姿もちらほら見かけられ 仮設住宅内での新たな交友関係を築くきっかけになれたような気がして私も嬉しくなりました。

すごくうれしいことが!今回の参加者の中に3年前にOBJでおこなった活動「メガネ支援サービス」 を受けた女性が声をかけてくださり、OBJスタッフと3年ぶり再会の場面も。

「3年前は化粧も出来なかったけど、ようやく少し化粧ができるようになったの」と明るく話してくださいました。

翌日は南相馬市寺内第二仮設です

翌日は南相馬市寺内第二仮設です

翌日は南相馬市寺内第二仮設でのアクティビティ。

40戸ほどのお宅から9名の方に参加いただきました。 まずは椅子に座った姿勢からの「かんたん体操」です。

笑いがおこったストレッチ体操

笑いがおこったストレッチ体操

童謡のリズムに合わせるストレッチでは、ついつい間違えたスタッフに会場から笑い声が上がり 「顔の体操にもなるね~」と一声、すっかり和やかな雰囲気となりました。

手作り「お漬け物」でお茶会

手作り「お漬け物」でお茶会

体操後は、スタッフが焼いた「ワッフル」と参加者の方の手作り「お漬け物」でお茶会です。

震災からしばらくは県内産の作物には気をつけていたけど、漬け物作りも昨年あたりからようやく始められるようになり 春の楽しみだった山菜を気軽に食べられるようになって欲しいとおっしゃっていた方も。

肩こりと腰痛の「ハンドマッサージ」をご紹介

肩こりと腰痛の「ハンドマッサージ」をご紹介

お茶会では一人で簡単にできる、肩こりと腰痛の「ハンドマッサージ」をご紹介。

実はこのマッサージはペアで行うと更に効果がアップする優れもので、皆さんにもペアになってお互いに「手当て」をして頂きました。

ペアになってお互いに

ペアになってお互いに

参加した方に感想をうかがったところ、南相馬市が各仮設住宅の集会所で行う「サロン」の回数が今年度から減ったそうで 「こんな風にみんなと集まって何かできるのは、やぱりいいね。」と感想をいただきました。

「仮設に住んでいると、仕事でもしていなければ、部屋でテレビを見ている事くらいしかないんだ。 こうしてボランティアの人たちが来ると部屋から出て色々話せるから、また来てくださいね。」 と自治会長さんから声をかけて頂き、「是非、また来ますからね!」とお答えしたのでした。

身体のふれあいを通して、ことばのふれあいを通して、一歩ずつ心が通いあう「心のケア」プログラムです。

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