【福島:心のケア】親たちの願い、そして希望
2015年12月25日(土)
2015年さいごの大きなイベントとなった「あとりえほーぷ」。
南相馬市にある上町児童クラブと他2つの児童クラブとの合同開催で44人もの子どもが参加してくれました!
あの原発事故から6年目に入ろうとしている福島の被災地。
当時は明日の不安を抱えながら避難先で生活をせざるえず、意地悪をされたり批判を受けた子どもたちがいたのだそうです。
避難した人の6割がPTSDが見られるとの調査報告もあるように、自分の苦しい思いを誰にも話せず、自分自身の心の殻に閉じこもってしまう子どもがいます。
多くの保護者や親は子どもたちが受けた試練に対して罪責感を感じておられる方もいるのです。
こういう背景を受けて、オペレーション・ブレッシング・ジャパンの「あとりえほーぷ」では、
自分の思いや考えをアートで表現することにより、子どもたちの心の開放や癒しにつがることを目指すプログラムをこれまで実施してきました。
今回のミニクリスマスツリー制作では、個性的で、ツリーの固定概念にはまらない自由な発想のクリスマスツリーがたくさん出来上がりました。
作品発表では、各グループの代表者にポイントや頑張ったところなどを発表してもらいました。
言葉では上手く表せない感情も、イメージすることで作品として表現することができます。
自分の気持ちや感情に素直になること、自信をもつこと、それを周りが応援してあげること。
福島の未来を創る子どもたちが、原発事故に負けずに生きること・・
これは子どもたちを見守る被災地の保護者や親の切なる願いと希望でもあるのです。
オペレーション・ブレッシング・ジャパンは福島の希望のためにこれからも活動を続けていきます。