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【東日本大震災:心のケア】単身で暮らす高齢者の不安と寂しさを感じて

南相馬市牛越仮設で『心のケアカフェ』を開きました。

【東日本大震災:心のケア】単身で暮らす高齢者の不安と寂しさを感じて

2015年9月18日(金)福島県南相馬市でのプログラム。
今回は今の旬の食べ物を題材にした「絵はがき教室」を開催しました。
カボチャやサツマイモ、柿や獅子唐など、実りの秋を代表する食材を用意し
その中から絵はがきのモチーフにする食材を皆さんに選んでもらいました。

はがきに描く食材を決めたら、筆を使って線の描き方を練習します。
水彩が生み出す独特の濃淡や擦れ具合を楽しみながら、直線や円など基本的な筆使いを一通り練習しました。

練習の後の本番では真剣な眼差しで、野菜や果物を見事に描いていきます。
鮮やかな色彩が画面いっぱいに広がって、どの作品もみな新鮮で美味しそうです。
最後に、絵といっしょに自分の好きな言葉を添えてもらったら完成です!

【東日本大震災:心のケア】単身で暮らす高齢者の不安と寂しさを感じて

「とても綺麗に仕上がって良かった。」
いつもオペレーションブレッシングジャパンの集会を楽しみにしているというお母さんは
完成した自分の作品を見て嬉しそうに笑ってくれました。

お母さんの仮設住宅生活は、今年で5年目を迎えました。
海岸付近に位置していた家は、私財もろとも津波で流され、家族は原発事故によって
離れ離れに暮らすことを余儀なくされました。

「家族も親戚も、みんな他県に移ってしまったから…ここ(仮設)には私ひとりしかいないの。」
お茶会の時に見せた表情は、打って変わってとても寂しそうです。
それでもお話を聴いていると、今年オペレーションブレッシングジャパンが開催した
松島旅行の思い出話などを、時折笑顔を見せながら嬉しそうに語ってくれました。

震災をきっかけに失われてしまった家族との暮らしや、地域コミュニティとの繋がりは
単身で暮らしている高齢者の生活に大きな不安と孤独をもたらしています。

オペレーションブレッシングジャパンでは、続けて仮設住宅での集会を通して
高齢者お一人お一人の身体と心の健康を支えていきたいと思います。
活動を通して生み出される人と人とのつながりが、仮設住宅で暮らす高齢者の方々にとって
生きる希望や喜びになるようより一層の支援を行っていきます。
皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。

■東日本大震災 心のケア 支援の窓口
支援</p> <p>のお願い

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