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戦火の冬に「暖かさ」を届ける―― JPF助成によるOBJウクライナ越冬支援(4年目の継続)

ロシアによる軍事侵攻から4年。
ウクライナでは今もなお、爆撃の脅威と隣り合わせの生活が続いています。

しかし、冬が訪れるたびに人々をさらに追い詰めるものがあります。
それは「寒さ」です。

発電施設やエネルギーインフラへの攻撃により、電気やガスが安定しない地域では、暖房を確保できない家庭が少なくありません。戦時下の冬は、単に厳しい季節ではなく、「命に直結する危機」となります。

OBJは、ジャパン・プラットフォーム(JPF)の助成を受け、現地パートナー団体と連携しながら、この4年間、ウクライナで越冬支援を行ってきました。

私たちが届けているのは、1世帯あたり暖房用薪3㎥。
それは単なる木材ではなく、命をつなぐための“暖かさ”です。

ウクライナ越冬支援

今回、ザポリージャ州ヴェセレ村で支援を受けたご家族の声が、現地パートナー団体から届きました。
支援現場からのレポートをご紹介します。

「寒さで凍え、このまま目を覚まさないのではと恐れていました」

ザポリージャ近郊のヴェセレ村では、ウクライナ全土と同じように、戦争が人々から平穏だけでなく、最も基本的なもの――暖かさを得る権利さえ奪いました。絶え間ない爆発音、大地の揺れ、頭上を飛び交う航空機の轟音は、もはや日常の一部となっています。しかしこの冬、ミサイルで命を落とす恐怖に加えて、もう一つの静かで残酷な恐怖が人々を襲いました。それは、自分の家で凍え死ぬかもしれないという恐怖です。

ゾーヤ・ミコライウナ・クバソワにとって、人生は「戦争の前」と「戦争の後」に引き裂かれました。戦争は、彼女の最も痛ましい部分を直撃しました。実の兄――彼女の支えだった存在が、前線で行方不明になったのです。夫は仕事を解雇されました。子どもたちを抱えた家族は、過酷な現実と完全な無収入状態の中に取り残されました。戦時下の冬は毎年が生き延びるための短距離走ですが、この冬はとりわけ、ここ数十年で最も厳しい寒さとなりました。

「私たちの家計は、涙そのものです。障がいのある自分の子どもを介護していることに対する手当として、私が受け取っているのは月にたった約800円ほどです。それに、ほんのわずかな児童手当があるだけです。薪どころか、食べ物さえ足りません。私たちは常に不足の中で生きています」

ゾーヤは、痛みをにじませながら語ります。6年前、彼らはガス代を払えなくなり、ガスの使用を断念しました。代わりに薪ストーブに切り替え、これで家計が少しは楽になると考えました。しかし戦争は、最も安価だったはずの薪さえも、手の届かない贅沢品に変えてしまいました。家は次第に冷え込み、それとともに希望も消えていきました。子どもたちは、強いストレスと部屋に満ちる氷のような冷気のために体調を崩しました。

「凍えてしまうのではないかと、本当に怖かったです。この冬はとても厳しく、ストーブは空っぽでした。燃料を買うことが、どうしてもできなかったのです」

そう語るゾーヤの声には、彼女が経験した身の凍るような恐怖がはっきりと刻まれています。
絶望が限界に達したとき、支援が届きました。日本からの支援により、家族の庭に薪が届けられたのです。平和な国の人々にとっては、ただの木材かもしれません。しかしゾーヤと子どもたちにとって、それはでした。生き延びるための手段でした。手を温め、温かい食事を作り、そして久しぶりに、目を覚まさないかもしれないという恐怖なしに眠ることができる――そのための暖かさでした。

ウクライナ 越冬支援
ウクライナ越冬支援

「この薪の山は、私たちにとって一番切実な夢であり、何よりもうれしい知らせです。こんなにも、ちょうど必要なときに来てくださいました……私たちを救ってくれました!日本の皆さんに心から感謝します」

今、ストーブの中ではすでに火がパチパチと音を立てています。外では依然として爆発音が響き、ドローンや軍用機が空を飛び交っています。それでも、少なくとも家の中は暖かくなりました。この暖かさは、何百ものウクライナの家族が凍え死ぬことのないよう手を差し伸べてくれた、日本の人々の思いやりによるものなのです。

ウクライナ越冬支援
ウクライナ越冬支援

この事業は、ジャパン・プラットフォームの助成金により、OBJがウクライナーの現地パートナーを通じて、ザポリッジャ州の脆弱な578世帯に対し、暖房用薪3㎥を提供し、厳しい冬季条件を緩和し、安全と健康を確保するプロジェクトです。


OBJはこの4年間、単年度で終わる支援ではなく、「継続する支援」として越冬支援に取り組んできました。

戦争が続く限り、冬は毎年訪れます。
寒さもまた、毎年人々を襲います。

だからこそ私たちは、現地パートナー団体と強い信頼関係を築きながら、日本とウクライナをつなぐ支援を続けています。

遠く離れた日本からの支援が、
ストーブに灯る火となり、
凍える夜を越す希望となっています。

ご支援のお願い

本事業は公的助成とともに、民間からの寄付にも支えられています。
ウクライナの人々が凍えることなく冬を越えられるよう、引き続きご支援をお願いいたします。

ご寄付はこちらから

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