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新しい病院の開設に協力

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Operation Blessing International(OBI)は、ハイチの新しい教育病院の開設に協力しています。新しい病院は、これまで十分な医療を受けられなかったハイチの人々に質の高い医療を提供する、重要な施設になる予定です。

ミルバレ大学病院と名づけられたこの病院は、世界の貧困地域で医療活動を展開するパートナーズ・イン・ヘルスによってハイチのミルバレという町に開設され、このほど、病院の開設に協力したパートナー組織のための感謝式典が開かれました。病院の広さは約1万9000平方メートル、ベッド数は300で、ミルバレとその近隣の2つの町の約18万5000人の住民に一次医療サービスを提供し、ミルバレがある中央県の全域と、その南西に位置する首都ポルトープランス内外から来る紹介患者も受け入れることになっています。

ミルバレ大学病院は、保健医療サービスを提供するだけでなく、次の世代のハイチの看護師、医学生、研修医に対して質の高い教育を行うことになります。OBIは、病院のために井戸を5つ建設しました。病院のメインの井戸が1つ、予備の井戸が1つ、敷地外の病院スタッフ住宅の井戸が1つと、一般市民が利用できる共同井戸が2つです。

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OBIは、長年のパートナーであるセバーン・トレント・サービス社に呼びかけて、ミルバレ大学病院のために水の消毒・ろ過システムを寄付していただきました。このシステムは、1日に最高2.7kgの次亜塩素酸ナトリウムを製造することができます。これだけあれば、病院で使用する水を毎日約620m3も消毒することができます。水をろ過して微粒子を取り除くこともできます。

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OBIのスタッフは、セバーン・トレント・サービス社の技術者と協力して浄水システムを設置し、その維持管理業務を受託しました。OBIは、この病院のすべての蛇口から出る水が米国並みの水質になるまで、浄水システムの技術支援と維持管理を続けます。

OBIのビル・ホラン理事長は、「パートナーズ・イン・ヘルスと(その設立者の一人)ポール・ファーマーから新しい病院にきれいな水を供給するのを手伝ってほしいと依頼されたとき、私たちは古くからの友人の力になる機会に一も二もなく飛びつきました」と言います。「井戸から汲み上げた水を消毒・ろ過して、病院じゅうにきれいな水を供給できるシステムを寄付してくださったトレント・セバーン・サービス社の友人にも、心から感謝しています」。

 

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