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南スーダンから脱出する人々

南スーダンは、2011年にスーダンから独立したばかりの世界で最も若い国ですが、去年12月に内戦が勃発し、人々の安全が脅かされています。

オペレーション・ブレッシングは、内戦の続く南スーダンから隣国ケニヤに逃れてきた人々の一環としてトウモロコシを配布しました。

ファティアと3人の子供たちは、内戦による混乱が続く南スーダンを逃れて隣国ケニアに入るために、アフリカの砂漠を2週間も徒歩で旅してきました。

ようやく難民キャンプにたどり着いたとき、ファティアの足首は腫れあがり、子供たちは衰弱しきっていました。「安全な地に逃れたい一心で、食料なしで何日も歩き続けたのです。毎晩のように爆発音が聞こえました」とファティアは言います。

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今、難民キャンプで過ごしている大勢の女性や子供たちは、もう1つの戦いに直面しています。飢餓です。

同じく南スーダンから逃れてきたハリマは、「ここでの主食はモロコシです」と言います。「モロコシを乾燥させておき、子供たちが空腹を訴えるたびにこれを水に入れて、酸っぱい匂いのする液体を飲ませるのです」。

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オペレーション・ブレッシングのチームは、今回、現地の教会の助けを借りてキャンプのすぐ外まで行き、約4,000世帯の難民にトウモロコシを配布してきました。

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ハリマは言います。「私たちは、ここで厳しい暮らしを送っています。けれども、こうして届けられる食料を見るたびに、世界のどこかに自分たちのことを気にかけてくれる人々がいるのだと実感します。食料を寄付していただき、本当にありがとうございます」。

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