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今日は世界人権宣言70周年

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本日2018年12月10日は世界人権宣言(1948年12月10日)から70周年にあたります。
1948(昭和23)年のこの日、パリで行われた第3回国連総会で「世界人権宣言」が採択。「すべての人民とすべての国とが達成すべき共通の基準」として、基本的人権尊重の原則、人権の保障が初めて国際的にうたわれました。

オペレーション・ブレッシングは、児童養護や飢餓対策、水質改善や地域振興など、様々な側面から困難な状況に置かれた人々の基本的人権を尊重、推進する活動を行っています。
その活動の一部を、今回は難民支援に焦点をあててご紹介します。


◆難民の現状

2017年、紛争や暴力、迫害により、世界で移動を強いられた人の数は5年連続で増加しました。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、昨年末の時点で家を追われた人の数は6850万人に上り、そのうち2017年に新たに、もしくは、再び移動を強いられた人は1620万人です。その半数以上が18歳以下の子どもたちです。
故郷から逃れた子どもたちは、現在の暮らしだけでなく、未来をも奪われつつあります。

難民を生んでいる背景は国によって異なりますが、母国で敵対する勢力の武力衝突が勃発したり、強制労働や元来住んでいた地域からの強制移住、財産の没収、教育を受ける権利や市民権の剥奪など、様々な迫害や人権侵害が原因となって、避難しなければ生きていけない状況が生まれてしまっているのです。


◆オペレーション・ブレッシングの取り組み

オペレーション・ブレッシングは、シリア難民が多く避難してきているヨルダンの子ども達を中心に、支援活動を実施しています。
昨年12月には、長引く避難生活に疲弊している子ども達を励ますためのクリスマスパーティーを開きました。
故郷を負われ、友達と遊んだり、外で自由に過ごす時間が奪われた子ども達。
このパーティーは、子どもたちが「子どもらしい」生活と笑顔を取り戻すことができる貴重な一時になりました。
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また、多くのシリア難民が暮らすヨルダンでは、シリア人児童の受け入れによって幼稚園や公立学校の児童数が急増し、教室の不足や施設の酷使による養護環境の悪化が問題となっています。
オペレーション・ブレッシングは、地域の幼稚園の水衛生施設や遊具の修復といったインフラ整備、および子ども達の養育環境の改善活動をスタートさせました。
先月は、大規模な難民キャンプが設営されているザータリ市の幼稚園のトイレや手洗い場、亀裂が入って危険な滑り台を一新し、新しいとブランコを設置しました。
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子ども達が心身共に健やかに成長していくためには、安全・安心に遊べる環境を欠かすことができません。子ども達は、新しい遊具や手洗い場を大変喜んで使ってくれました。

私たちの支援活動は、皆さまからのあたたかいご支援で成り立っています。ぜひ、私たちの活動にご協力ください。

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