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【メキシコ大地震】物資を一人でも多くの被災者へ

【メキシコ大地震】物資を一人でも多くの被災者へ
9月7日にマグニチュード8.1の地震が発生したメキシコで、わずか11日後に日再び地震が発生しました。
既に支援体制を整えていたオペレーション・ブレッシングは、メキシコシティ市、プエブラ市、およびその近郊地域で、新たな危機に対応すべく救援活動を開始しました。

地震発生から数時間後、オペレーション・ブレッシングはバイク部隊を編成し、大混雑した道路を抜けて、最も被害の大きいメキシコシティの被災地へ水と支援物資を運び入れました。
また、食料など新らたな物資も追加し、2度目の地震で被害を受けた地区にも支援の範囲を拡大させました。
【メキシコ大地震】物資を一人でも多くの被災者へ
その後、メキシコシティ近郊の小さな村や町にも支援に入りました。
小さな村や町は、都市部に比べて注目されにくく、支援状況にも格差が出てしまう危険性があります。
オペレーション・ブレッシングは、トラックに食料と水、生活用品や数百張のテントを載せ、被災地区へと出発しました。

オペレーション・ブレッシング国際本部長のデイビット・ダーグ氏は、現地の状況を次のように語りました。
「私たちが訪れた町や村の状況は、大変深刻なものでした。
あらゆる建物が破壊し尽くされてしまっているのです。初めて支援に入った人道支援団体がオペレーション・ブレッシングだった、という地区も多々ありました。」
【メキシコ大地震】物資を一人でも多くの被災者へ
今回の震源地であるプエブラ州に到着した際、オペレーション・ブレッシングが目にしたのは、地震によって全てを奪われた数えきれないほどの家族でした。
彼らは避難場所が足りないために、雨の中外で眠り、その中にはまだ幼い子どもの姿も見受けられました。
オペレーション・ブレッシングはすぐさまテントを設置し、この非常事態に対処することができました。
ダーグ氏は、「このような小さな子ども達に、身を落ち着けられる場所を提供できたことを非常に嬉しく思います。」と述べています。
【メキシコ大地震】物資を一人でも多くの被災者へ
一人の母親が、私たちに地震発生時の出来事を聞かせてくれました。
あの日大地震メキシコを襲った時、揺れがあまりにも大きく、彼女はすぐさま子どものもとへかけよることが出来ませんでした。
子ども達の恐怖に満ちた叫びや泣き声が、家の中に響き渡りました。
やっと祖母が子ども達を救出しましたが、彼らは家のみならず財産や食料の全てを失ってしまいました。

オペレーション・ブレッシングのスタッフは、彼らの様子を次のように語っています。「誰からの支援も届かない状況に置かれた彼女達は、私たちの助けを大変喜んでくれました。彼女達には、今ではゆっくり寝て休める場所があります。」
【メキシコ大地震】物資を一人でも多くの被災者へ
地震から3日目、オペレーション・ブレッシングは4つの異なる地域で支援活動を展開しました。
9台のキッチンカーから何千食もの食事を提供し、現在はさらに6台が稼働しようとしています。
また、地域の教会とも協力し、より多くの被災者に食事と水、衛生用品が行き渡るよう手配しました。
【メキシコ大地震】物資を一人でも多くの被災者へ
人口およそ1250人アツィツィウカンの町中では、オペレーション・ブレッシングが町の水道を復旧させ、同時にテントとマットレスを提供しました。
さらに、キッチンカーによる炊き出しも行い、50台ものトラックに載せた食料と衛生用品、衣服や靴などを提供しました。
またオペレーション・ブレッシングは、物資提供だけでなく、不安と恐怖の中にいる子ども達に心のケアを行っています。

今回のメキシコ大地震に対して、オペレーション・ブレッシングは迅速に、かつ広範囲に渡って支援を展開することが出来ています。
続けて支援を最も必要としている人へ助けを届けることができりょう、現地での活動を続けて参ります。
救援活動にあたっては、多くの協力企業から様々なサポートをいただくことができました。
その一例として、協力先からもうまもなく常温保存が可能な100万リットルの牛乳を受け取り、被災地区に配給する予定です。

未だ厳しい環境に置かれている被災者の方々を覚えて、皆様の温かいご支援をよろしくお願い致します。

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