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【プエルトリコ】ハリケーン「マリア」の被害広がる

【プエルトリコ】ハリケーン「マリア」の被害広がる
ハリケーン「イルマ」の壊滅的被害を受けてからわずか2週間後、プエルトリコの人々はまた新たな嵐の脅威に見舞われました―ハリケーン「マリア」です。
マリアは非常に強い勢力でプエルトリコを直撃し、暴風と滝のような雨をもたらしました。
嵐が去ってから一週間以上が経過しましたが、プエルトリコの被災地はいまだ復旧のめどが経っていない状況です。
浸水被害が多くの地域で現在も出ており、島全体の電力や水道設備も破壊されたままとなっています。

島の空港と港が再開通するまでに数日を要しましたが、オペレーション・ブレッシングのスタッフは現地到着とともにすぐさまサンファンの市長カルメン・ユーリン・クルズ氏と連絡を取りました。
そして、現地の極めて深刻な被災状況を知ることができました。
物資の食料や飲み水は瞬く間に底を尽き、多くの道路が未だ通行不可能となっています。
また、島全体に広がっている燃料不足や電力供給網の破壊も、事態を更に悪化させています。
【プエルトリコ】ハリケーン「マリア」の被害広がる
クルズ市長のご協力のもと、オペレーション・ブレッシングは直ちに現地で必要とされている太陽光ライトを、子ども達や家族に配給しました。
電力回復には一ヶ月以上はかかるだろうと予想されており、このライトは心身ともに疲弊している現地の人々の希望の光となっています。
現地の様子を、クルズ市長が語ってくれました。
「突然、人々の目に輝きが戻ったんです。このライトが、子ども達を笑顔にしてくれました。地域一体が再び賑やかになり始め、人々は道路の復旧を強く主張するようになりました。
【プエルトリコ】ハリケーン「マリア」の被害広がる
緊急の食料支援も必要とされていたため、オペレーション・ブレッシングは地元のパン製造業者と協力し、一日1,000個のパンを配給できるよう手配しました。
「このような現地の多くの人たちは、自分たちで食べ物を調理することができません。」
そう語ってくれたのは、パン製造管理者のデビー・ペレズ氏です。
「電力も水も、ガスも底をついている中、われわれはこのような形で希望を届けています。」

近くの地域では、地元の有名シェフであるジョセ・アンドレ氏が、病院のスタッフと年配者にサンドウィッチを提供するプロジェクトを行っていました。
オペレーション・ブレッシングは、この重要な働きを支援すべく、毎日300個のパンをアンドレ氏に提供し続けています。

また、プエルトリコで拡大する水不足に対応するため、オペレーション・ブレッシングの大型浄水器も投入する段階に来ています。
最も大きな被害を受けた地域に必要な緊急支援が行き渡るよう、オペレーション・ブレッシングは今後も活動を続けて参ります。

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