令和8年熊本地震|被災しながら地域医療を守る人たちへ――病院職員への食料支援
医師や看護師をはじめ、病院で働く方々のなかにも、自宅が被災した方、家族が地震の影響を受けた方がいます。それでも患者の治療とケアを続けるため、職場へ向かい、それぞれの役割を担っています。
OBJでは発災から2週間となるこの日、被災した熊本市内の医療機関で働く職員の方々へ、栄養補助食品など約150人分の支援物資を第一便としてお届けしました。

医療スタッフの方々へ栄養補助食品などをお届けしました
患者への物資は届いていても
今回支援をお届けした医療機関では、約390名の職員が地域医療を支えています。
事前の聞き取りから、患者への支援物資が届く一方で、職員が口にできる保存食や飲料などは十分ではないことが分かりました。
職員のなかには、自宅が被災した方もいます。自身や家族の生活にも困難を抱えながら、患者を支えるために勤務を続けています。
地域医療を守るために働き続ける方々もまた、被災した地域で暮らす一人ひとりです。
食事や水分を十分に取ることは、職員自身の健康を守るだけでなく、患者への医療とケアを継続するためにも欠かせません。

地域医療を支える方々の負担が少しでも軽くなりますように
今回の第一便では、勤務の合間にも口にしやすい栄養補助食品などを中心に、約30キログラム、約150人分を準備しました。まずは確認できた必要に応え、今後も病院側の状況を伺いながら、支援の内容を検討していきます。
災害時の病院では、通常とは異なる対応が重なり、職員が決まった時間に食事を取ることが難しい場合もあります。保存しやすく、短い時間でも栄養を補える食品は、勤務を続ける方々の負担を少しでも軽くする支えになります。
支える人が、支えられること
災害時、医療や福祉の職員は「支援する側」として見られがちです。しかし、その方々も被災した地域で生活し、家族や住まいへの不安を抱えています。
自分の困りごとを後回しにしながら働いている方もいるかもしれません。
患者の命と健康を守る方々が、食事を取り、休息を確保し、健康を保つこと。それは職員個人のためだけではなく、地域全体の医療を支えることにもつながります。
支える立場にいる方にも、必要な支援が届くように。病院側との連絡を続けながら、その時々の状況に合った支援をつないでいきます。
