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イスラエルとUAE、国交正常化に合意

※この記事はオペレーション・ブレッシング・ジャパンの母体であるCBN(Christian Broadcasting Network)のニュースを翻訳したものです。

エルサレム、イスラエル-
8月半ば、イスラエルとUAE(アラブ首長国連邦)が、米国の仲介を受けて国交を樹立しました。
1948年にイスラエルができて以来、イスラエルと国交を樹立した国は、中東アラブ諸国でエジプト、ヨルダンに次いで3カ国目となります。

今回の和平協定合意は、世界的に良いインパクトを与えるであろうという期待が、中東間で高まっています。
イスラエルを中心に世界中の新興企業へ投資を行っているジョナサン・メドベド氏(株主資本クラウドファンディング・プラットフォームOur Crowd創設者)は、この歴史的出来事に対し以下のコメントをしました。

「第一の和平条約は、1979年エジプトとの間で取り交わされ大きな転機となりました。
その後ヨルダンと第二の和平協定を締結したのが1994年と、15年の歳月がかかりました。
第三の和平協定が取り交わされたのが、26年後の現在。しかし私は、第四、第五および第六の和平協定を取り交わすのに今度は同じ26年の歳月はかからないと確信しています。」


メドベド氏は、イスラエルが周辺地域の価値ある一員として定位置に着いているとも述べました。
「私たちは、おそらくアラブ諸国の中で、最も進歩的および興味深い開発された国であるUAEと、防衛、諜報活動、ビジネス、スタートアップ(新興)企業、観光および民間航空を含む広い範囲の交流で協力をすることになるでしょう。

UAEには、世界で最良かつ最も洗練された投資家がいます。医療からスマートシティ、運輸やクリーンエネルギーなど、様々な分野で共に技術開発できることを私は心待ちにしています。
パートナーとしてUAEと私たちが一緒に協力していける分野の数が、著しく多くなってきたのです。」

ベンチャーキャピタリストであるメドべドは、UAEの首都であるアブダビで初めて開催したSALT会議に、昨年12月に招待され出演しました。

「SALT会議は、私がイスラエルのベンチャーキャピタリストとしての正直な立場を問題視しませんでした。
『パネリストとして、イスラエルについて私に話してもらいたいですか』と私が尋ねると、彼らは「当然です。なぜここに私たちがあなたを招待したと思いますか?あなたにイスラエルに対する見解を示してほしいからです。』とSALT会議のメンバーは述べました。」


イスラエルとUAE和平協定合意が、両国にとってお互いに有利なものですが、それを超えた意味合いをもっている、とメドベドは述べています。
「この72年間に及ぶ紛争を一段落させるのに、この和平協定合意は大きな前進です。
最終的にこの合意は世界の益となるでしょう。
イスラエルとアラブ間の紛争は、度々世界中の注目を浴びてきました。長きにわたる戦いのなかで莫大な資金が投入され、あまりにも多くの尊い命が失われてきました。

今回の合意は、アラブ地域全体の結束に向けた大きな動きとなります。
政治的課題は残っていますが、この和平協定合意は中東地域に新たな構図をもたらす歴史的転換点です。
アラブ地域の他の5カ国が同様の合意に向けて前向きな動きを見せることを、今後期待しています。」


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